オラクル、リアルタイム・データ統合ツールのゴールデンゲートを買収
DBやEPMツールなどに統合へ米国Oracleは7月23日、米国のデータ統合ツール・ベンダー、GoldenGate Softwareを買収すると発表した。今年後半に買収完了の予定だが、買収金額は明らかにしていない。
GoldenGateが有するテクノロジーは、さまざまなソースからリアルタイムでデータをまとめて抽出するのを支援するもの。この業界に参入している企業にはInformaticaやIBMなどがある。
米国の調査会社Forrester Researchのアナリスト、ロブ・カレル(Rob Karel)氏は、高度な変更データ・キャプチャ(CDC)機能を提供している点がGoldenGateの特徴の1つとしたうえで、次のように説明する。
「CDC機能は、本番環境のデータベース・ログファイルからの継続的なリアルタイム抽出を可能にするものだ。つまり、データベースへの継続的なクエリにより、本番環境のパフォーマンスが影響を受けることはない。このことは、リアルタイムのデータ・ウェアハウジングやビジネス・インテリジェンス(BI)、マスター・データ管理でのデータ抽出を可能にするうえで不可欠な条件である」
Oracleはすでに、2006年のSunopsis買収で獲得したデータ統合製品などを有しているが、今回のGoldenGate買収により、その製品ラインアップはさらに充実したものになる見込みだ。
また、OracleはGoldenGateの買収により、世界的な大企業顧客を獲得することになりそうだ。買収発表時に配布されたプレゼンテーション資料によると、GoldenGateの顧客数は400を超え、その中には、世界で最も多く利用されているATM(現金自動預け払い機)ネットワーク企業3社や、テレコム企業上位5社のうちの4社などが含まれている。
Oracleが実際どのようなかたちでGoldenGateのテクノロジーを展開するのかは現時点で不明だが、OracleはFAQ資料の中で、すでにGoldenGate製品群の「レビューを開始」しており、完了しだい、顧客へのアドバイスを行うとしている。
上記プレゼンテーション資料によると、GoldenGateの製品は、Oracleデータベース、「Fusion Middleware」スタック、BI、統合業績管理(EPM:Enterprise Performance Management)ツールといった主要製品/テクノロジーに統合されることになる。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























