オラクル、製薬会社向けSaaSを手がけるフェーズ・フォワードを買収|M&A/組織改編|トピックス|Computerworld

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M&A/組織改編

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オラクル、製薬会社向けSaaSを手がけるフェーズ・フォワードを買収

買収額は約6億8,500万ドル、手続きは今年半ばにも完了
(2010年04月19日)

製薬会社向けソフトウェアを提供するPhase Forwardを買収したOracle。買収額は約6億8,500万ドルで、手続きは今年半ばに完了する見込みだ

 米国Oracleは4月16日、製薬会社向けソフトウェアを提供する米国Phase Forward社を買収すると発表した。買収額は約6億8,500万ドル。買収手続きは今年半ばに完了する見通しだ。

 Oracleのプレス・リリースによると、Phase ForwardのSaaS(Software as a Service)製品は、臨床試験から、規制当局からの認可取得後の監視まで、医薬品開発プロセス全体をカバーする。同社の従業員は、Oracleのヘルス・サイエンス部門に加わる。

 Oracleは近年、多数の買収を実施しているが、その中でもPhase Forwardの買収は大規模な部類に入る。同社買収は、ヘルスケアなど特定業種市場でビジネス開拓を進めるOracleの方針に基づいている。先ごろ、米国医療改革法案が議会で可決されたことなどから、ヘルスケアは特に魅力的な市場となっている。

 「Phase Forward買収により、Oracleはユニークな技術を手に入れる」と、調査会社Altimeter Groupのパートナー、レイ・ワン(Ray Wang)氏は語っている。「この技術は、公的セクターの資金が大量に投入される医療研究で大きな役割を果たす」

 Oracleは昨年も、Phase Forwardのライバルで、医薬品の安全性およびリスクを管理するソフトウェアを開発・販売するRelsys Internationalを買収している。また、同じく昨年、医薬品の設計と開発を管理する技術を手がけるConformiaから知的財産を買収している。

 Oracleは特定業種市場で、特定業種に特化したソフトウェアの販売だけでなく、ミドルウェアやデータベース、さらにはハードウェアなど、ほかの製品の販売機会の開拓もねらっていると、Forrester Researchのアナリスト、ポール・ハマーマン(Paul Hamerman)氏は指摘する。

 しかも、Phase Forwardの約335社の顧客には大手製薬会社が多数含まれており、「その大部分はSAPのユーザーだ」と、ハマーマン氏は述べている。

 Phase Forwardは政府機関、バイオテクノロジー企業、医療機器メーカーも顧客に抱えている。

 Oracleがヘルスケア関連企業の買収をやめることは当面ないだろうと、ハマーマン氏は付け加える。「これは彼らにとって比較的新しい事業分野だ。ヘルスケアのエコシステム全体はきわめて大きい。彼らは、医療機関向けのビジネスも展開したいと考えるかもしれない」

 一方、Phase Forward買収は、Oracleが進めているもう1つの計画も浮き彫りにしている。それはオンデマンド・ソフトウェアへの漸進的な移行だ。「24か月以内に、Oracleが提供する新製品のほとんどは、SaaSになるだろう」とワン氏は見ている。

(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)

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