日立データシステムズ、NASベンダーのブルーアークを買収|M&A/組織改編|トピックス|Computerworld

CW_Welcomeバナー

header_cwr_head_mid_fl_logo

CW_ADJUST_ウルトラバナー

CW_ウルトラバナー_Topics02

CW_ウルトラバナー_Topics04

CW_ウルトラバナー_Topics05

CW_ウルトラバナー_Topics06

CW_ウルトラバナー_Topics07

CW_ウルトラバナー_Topics08

M&A/組織改編

RSS

日立データシステムズ、NASベンダーのブルーアークを買収

急成長中のファイル・ストレージ事業を強化
(2011年09月08日)

 日立製作所の米国子会社Hitachi Data Systems(HDS)は9月7日、ハイエンドNASベンダーの米国BlueArcを全額現金で買収したと発表した。

 買収額は明らかにされていない。HDSは5年前からBlueArcのNASシステムを再販してきた。

 BlueArcは、ファイル・ベースのデータをアプリケーション・サーバに提供するエンタープライズ・クラスのNASアレイを販売している。同社のファイル・サーバ「Titan Series」と「Mercury Series」は、クラスタリング技術を使って最大16PB(ペタバイト)、8ノードまで拡張できる。

 また、同社はブロック・ベース・ストレージ・アレイ「RS」ラインも販売している。

 HDSのCEO、ジャック・ドメ(Jack Domme)氏は、声明で次のように述べている。「BlueArcはこの5年間、顧客があらゆるタイプの非構造化データ(動画、電子メール、医療画像、科学研究データなど)を保存、管理できるように支援するというわれわれの戦略に欠かせない存在だった。BlueArcがHitachiファミリに加わることで、われわれは、緊密に統合された技術、幅広いノウハウ、深い知識、経験をグローバルに活用し、顧客により優れた製品、サービスを提供できる」

 BluArc製品は、同社独自のファイルシステム「SiliconFS File System」をベースにしている。SiliconFSが提供する単一の統合されたストレージ管理コンソールにより、アプリケーション・サーバがCIFS、NFS、iSCSIといったプロトコルでデータにアクセスできるようにすることができる。

 BlueArcは従業員数約300人で、昨年度の売上高は約8,550万ドル。HDSのワールドワイド・マーケティング/事業開発担当上級副社長、ブルース・ハウスホールダー(Bruce Householder)氏によると、BlueArcの顧客は約1,000社で、その半数はHDSを通じてBlueArcのNASアレイを購入したという。

 BlueArcはHDSの子会社として営業を続け、現CEOのマイク・グスタフソン(Mike Gustafson)氏が引き続き指揮を執る。

 HDSは従業員数約3,200人で、大企業や中堅企業向けの大規模データ・ストレージ・システムを販売している。

 HDSの主力の「Hitachi Universal Storage Platform V」および「Hitachi Universal Storage Platform VM」は、数十から数百のディスク・ドライブを組み合わせ、単一の仮想容量プールを構築し、アプリケーションから利用できるようにする。

 ハウスホールダー氏は、BlueArcのNASゲートウェイ・システムは、すでにHDSのエンタープライズ・ディスクアレイ・システム「Hitachi Virtual Storage Platform」のストレージ・コントローラと緊密に統合されており、HDSのストレージ・アレイからファイル・ベースのデータを提供できるようになっていると説明した。

 また同氏は、BlueArcシステムの再販分を含むHDSのファイル・ストレージおよびコンテンツ・ストレージの売上高の成長率は、HDSの全売上高の成長率を上回っていると語った。

 HDSは声明で、ファイル・ベース・ストレージ・システム事業の急成長に言及しており、ハウスホールダー氏は、「この分野に加えてソフトウェアと仮想化が、われわれの成長の鍵を握る分野だ」と述べた。

 HDSは声明で、BlueArcの買収により、従来のデータセンターを情報センター(顧客がデータ、コンテンツ、情報をシームレスに保存、アクセスできる場)に転換する戦略を前進させていくと述べている。

 HDSは現在、パブリックおよびプライベートのクラウド・アーキテクチャに力を入れている。

 同社のクラウド戦略は、IT管理者がファイル・データとブロック・データの管理を自動化できるようにし、ユーザーがインフラやアプリケーションにかかわらず、どこからでもあらゆるデータをシームレスに保存、アクセスできるようにするというものだ。

(Lucas Mearian/Computerworld米国版)

記事詳細テキストバナー

ページの先頭へ戻る