IBM、eコマース・アナリティクス・ベンダーのデマンドテックを4億4,000万ドルで買収
「Smarter Commerce」ポートフォリオの拡充がねらい米国IBMは12月8日、アナリティクス・ベンダーのDemandTecを4億4,400万ドルで買収し、自社のeコマース・ソフトウェア・ラインの強化を図ると発表した。契約は2012年第1四半期には締結される見込み。
DemandTecは、オンライン・サイトに掲載されている価格や商品ラインアップを、随時微調整できるクラウド・ベース・アプリケーションを提供している。同社の製品は、主に小売業者らが利用している。
公式Webサイトによれば、同社はさまざまなモジュールを提供し、複数の観点からこうした一般的なテーマに取り組めるようにしているという。例えばあるモジュールを用いると、企業は「買い物客の需要、アイテムを置くスペース、生産性、収益性を計算に入れ」、各地域に合わせた最適な商品販売計画を立てられる。また、任意の製品のライフサイクル全体を通した最適な価格設定を可能にしたり、ターゲットを絞ったマーケティング・キャンペーンを実施したりするためのモジュールも存在する。
さらにDemandTecは、パートナーから提供を受けたサービスも数多く販売している。Weather Trends Internationalの長期天気予報は、そうした最新機能の一例だ。
DemandTecの製品は、IBMの「Smarter Commerce」製品ファミリに組み込まれるという。同製品ファミリには、IBMが2010年に14億ドルで買収したSterling CommerceのB2B(business-to-business)データ統合技術も含まれている。
IBMで産業ソリューション担当ゼネラル・マネージャーを務めるクレイグ・ヘイマン(Craig Hayman)氏の声明によれば、同社は現在、「ブランドが顧客の要望に従って調達や広告、販売やサービス提供を行う方法を再定義している」ところだという。「価格設定および販売促進という”人の技”に科学を持ち込むことが、今回の戦略の肝だ」(ヘイマン氏)
IBMはDemandTecの買収を通し、TargetやWalmartといった世界最大級の小売業者をはじめとする450の新たな顧客も獲得する。
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























