IBM、テスト・ツール・ベンダーのグリーン・ハットを買収へ
システム統合やミドルウェアのテスト製品、Rational部門を強化米国IBMは1月4日、システム統合やSOA(サービス指向アーキテクチャ)実装、クラウド展開のための自動テスト・ツールを開発、提供するGreen Hatを買収すると発表した。買収条件は明らかにされていない。Green Hatは英国ロンドンと米国デラウェア州ウィルミントンに本社を置いている。
IBMは、Green Hatが提供する仮想テスト環境プラットフォームにより、開発チームは、各種の物理的なテスト環境を用意しなくてもアプリケーションをテストでき、時間と費用を節約できるとしている。さらにIBMは、スマートフォンやタブレットの普及拡大に伴い、開発サイクルの迅速化が必要になり、開発のスピードと柔軟性の向上が一層求められていると述べている。
Green Hatの製品は、多数のソフトウェア開発およびテスト・ツールを提供するIBMのRational部門が担当することになる。観測筋の1人は、Green Hat買収はIBMにとってプラスになると見ている。
米国Forrester Researchのアナリスト、ジェフリー・ハモンド(Jeffrey Hammond)氏は、「Green Hatの製品は、現行のRational Quality Managerよりも幅広い機能を持っている。例えば、SAP NetWeaverやOracle Fusion Middlewareを高度にサポートしている」と電子メールで述べている。
Green HatのWebサイトによると、同社の製品は米国Tibco、ドイツSoftware AG、米国Progress Softwareなどのミドルウェアもサポートしている。
ハモンド氏は、Green Hat製品はREST機能テストもサポートしており、このこともRational部門にとって有益だとの見方も示している。「JSONやXMLベースのWebサービスが増加している中、企業がエンゲージメント・プラットフォームを構築する過程で、これらのAPIの機能リグレッション・テストはますます重要になるだろう」
(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)



























