オラクル、Java特許訴訟でグーグルによる略式判決請求に対する反論書を提出|訴訟/知財問題|トピックス|Computerworld

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訴訟/知財問題

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オラクル、Java特許訴訟でグーグルによる略式判決請求に対する反論書を提出

オラクルの著作権に関する訴えは裁判で審理されるべきと主張
(2011年08月23日)

 米国Oracleがカリフォルニア州北部地区連邦地裁に起こした米国Googleに対するJava特許侵害訴訟で、Googleが今月、同地裁に対し、Oracleの著作権についての訴えに関する略式判決を請求し、Oracleはこの請求に対する反論書を8月20日付けで同地裁に提出した。

 Googleは、Googleのモバイル・プラットフォーム「Android」におけるJavaの実装は、Oracleの著作権を侵害していないとの略式判決を求めた。これに対し、Oracleは反論書で、自社の訴えが裁判で審理されることを求めた。

 「Javaのような複雑なソフトウェア・プログラムのAPIが、著作権保護の対象にならないと裁判所が認定した例は過去にない」と、Oracleは反論書に記している。

 Oracleは、「GoogleはJavaコードをコピーしたことを認めているが、このコピー行為の重大性が争点となっている」と述べている。

 Googleは、同社がJavaからコピーしたファイルの一部について、テスト・ファイルであるため、重要ではないとしている。しかし、Oracleはこの主張を否定し、「テスト・ファイルも重要である」としている。

 また、Googleは、ほかに使える文言がなかったため、さまざまな要素の名称をコピーせざるをえなかったと主張しているが、Oracleはこれに対して次のように反論している。

 「Googleは、37のパッケージ、458のクラス、158のインタフェース、2,427のメソッド、893のフィールドといった要素の名称をコピーしており、これは、言語上の制限からやむをえず行われたこととは言えない」

 さらにOracleは、Googleの行為はJavaの分裂を招き、「『一度書けばどこでも動く』(Write once,run anywhere)というJavaのコンセプトを著しく損なっている」と指摘している。

 「互換性を確保するためにコピーを行わなければならなかった、という主張とは裏腹に、Googleは実際には、自社が欲しかった部分だけを取り込み、互換性がない多数のAndroid APIを作成した。そのため、ほかのプラットフォーム向けにJavaで開発されたプログラムの多くは、Android上では動作せず、Android向けのプログラムの多くは、Javaプラットフォームおよびデバイス上では動作しない」とOracleは記している。

 Oracleの反論書を受け、Googleは、自社の略式判決請求の正当性をさらに訴える書類を提出することができる。

 一方、Oracleがカリフォルニア州北部地区連邦地裁に8月20日付けで提出した証拠書類の中で、Oracleのチーフ・コーポレート・アーキテクト、エドワード・スクリーベン(Edward Screven)氏は、「Googleの行為は、Oracleがモバイル市場に参入する道を閉ざした」と述べている。

 スクリーベン氏はこの宣誓供述書の中で、「Oracleはスマートフォン市場やモバイル・プラットフォームで成功するための戦略を持っているか」という質問に対し、次のように答えている。「基本的に、Androidにより、Oracleは成功の可能性を失ってしまったと思う。私の意見では、われわれの技術でAndroidを追い落とそうとしても、そのために取りうる戦略はない」と同氏。

 「JavaはAndroidによって、スマートフォン市場からすっかり締め出されてしまったと言える」

 同連邦地裁の判事は先週、略式判決の請求を行うことについて承認を求めるGoogleからの追加申請の一部を却下したが、一部を承認した。この訴訟は10月31日から陪審裁判が行われることになっている。

(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)

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