サムスンにドイツでのタブレット販売差し止めを命じる判決、アップルが勝訴
アップルの「iPad 2」に酷似しているとの判決理由。サムスンは不服として控訴へドイツのデュッセルドルフの地方裁判所は9月9日、韓国Samsungにタブレット「Galaxy Tab 10.1」のドイツでの販売差し止めを命じる判決を下し、同タブレットが米国Appleの「iPad 2」に酷似していることを理由に挙げた。
Samsungの広報担当者によると、同社はこの判決を不服としてデュッセルドルフ高等地方裁判所に控訴するという。
「われわれは、この判決に失望している。この判決はドイツの消費者の選択肢を著しく狭めると考えている」と、同担当者は電子メールで述べた。
Appleは、Galaxy Tab 10.1が、EU商標意匠庁(OHIM)に登録されているiPad 2の意匠を侵害しているとして提訴していた。
「非常に包括的な意匠権に基づいて差し止めを命じたこの判決は、業界におけるデザインのイノベーションや進歩の足かせになる」と、Samsungの広報担当者は述べた。さらに、8月24日にオランダの裁判所はSamsungとApple間の別の訴訟で、今回の判決とは異なり、SamsungのGalaxy製品はAppleの意匠権を侵害していないと認定していると付け加えた。
両社は世界各地の裁判所で争っており、最近ベルリンで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー「IFA 2011」にもその余波が及んだ。Samsungが9月3日、2日前に現地で発表したばかりのタブレット「Galaxy Tab 7.7」を、展示ブースから完全に撤去したのだ。Galaxy Tab 7.7は、Galaxy Tab 10.1の小型版の新型タブレットだが、Galaxy Tab 10.1は、デュッセルドルフ地方裁判所の別の差し止め命令の対象となっている。Samsungはまだ同裁判所にこの差し止め命令への異議を申し立てることができる。
また、日本のNTTドコモのCEOは9月8日、10月に予定しているSamsung Galaxy Tabの発売は、Appleが日本で起こしたSamsungに対する特許侵害訴訟の影響を受けないと述べている。
一方、Samsungは、法的な反撃を継続すると表明している。「われわれは、利用可能なあらゆる法的措置を講じていく。その一環として、AppleによるSamsungの無線技術特許の侵害を全世界で積極的に追及し続ける」(Samsungの広報担当者)
(Mikael Ricknäs/IDG News Serviceストックホルム支局)



























