モトローラ、アップルを再び提訴
新たな裁判では「iPhone 4S」および「iCloud」での特許侵害が焦点にMotorolaは1月24日、Appleに対する新たな訴訟をフロリダで提起した。同社によれば、「iPhone 4S」で6件の、「iCloud」で4件の特許を侵害されたという。
本訴訟において言及されている6件の特許は、Motorolaが2010年に同一裁判所へ提出したAppleに対する訴状に含まれているのと同じものだ。同社はこのとき、Appleの特許侵害製品リストの一部として、iPhone 4SおよびiCloudを当初の訴状に追加しようと試みたが、時期が遅すぎるとの理由から判事に却下されていた。
今回の提訴はGoogleからの承認を受けていると考えられるため、長らく続いてきたMotorola対Appleの法廷闘争のなかでも特に注目されていると、モバイル特許訴訟の現状に詳しいフローリアン・ミュラー(Florian Mueller)氏はブログに記した。同氏は特許の専門家で、Microsoftなど企業に雇われて仕事をすることもある。
GoogleとMotorolaの合併契約では、MotorolaはGoogleの書面合意を得られなければ新たに知的財産裁判を起こすことはできないと定められている。すなわち、このたびMotorolaが米国フロリダ南地区連邦地方裁判所に提起した新しい裁判は、Googleがその正当性を確かに認めたものであることを意味する。
多くの専門家は、GoogleがMotorolaの買収に合意したのは同社の膨大な知的財産ポートフォリオのためと口をそろえている。というのも、同社のモバイルOS「Android」はMicrosoftからAppleまで、複数の企業から法廷で攻撃をくらっているからだ。
AppleとMotorolaは米国際貿易委員会も戦いに巻き込んでいるが、同委員会はさきごろ、「MotorolaはAppleの3件の特許を侵害していない」とする最初の判決を下した。ドイツの当局も、同国内でのApple製品販売の一時中止命令を出し、Motorolaを支持する姿勢を見せた。
MotorolaはMicrosoftとも特許をめぐってバトルを繰り広げている。こうした多数の法廷闘争はMotorolaにとって“おもし”となっており、収支決算の見通しが暗いのは特許裁判費用や競争の激化のせいだと批判する声も出ている。
(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)



























