オラクル、HPとの「Itanium」裁判で一歩後退
自社ソフトウェアでのItaniumサポート打ち切りは、HPによる詐欺行為によって正当化されると主張するオラクルカリフォルニアの裁判所が、詐欺を理由に「Itanium」プロセッサのサポートに関する協定を覆そうとしたOracleの企てをはねのけた。OracleはHPとの間で、同プロセッサのサポートを継続する取り決めをしていたとされれている。
カリフォルニア州サンタクララ郡上級裁判所のジェームズ P. クラインバーグ(James P. Kleinberg)判事は1月30日、21ページにおよぶ判決文の中で、「Oracleが主張する(HPの)詐欺行為は、Oracleが(HPとの)交渉の席に着くのを阻害してはおらず、またOracleが(より良い)協定を結ぶ機会も奪わなかった」と述べた。
判事は、2010年にHPが同社の前CEOマーク・ハード(Mark Hurd)氏と結んだ和解にも言及した。ハード氏はHPから退社したのちにOracleへ移籍している。Oracleは、HPとハード氏との訴訟の当事者ではないものの両者の和解交渉には広範囲にわたって関与していたと同判事は指摘している。
Oracleは2011年3月、Intelの「Itanium」プロセッサは間もなく寿命を迎えるとして、同社のデータベースを含む製品の新バージョンにおいて、同プロセッサを利用するサーバのサポートを打ち切る決断を下した。
自社のハイエンド・サーバにItaniumチップを使用しているHPはこれを不当とし、サンタクララ郡裁判所で同年6月にOracleを訴えた。
Oracleによると、HPはハード氏と和解するに際して、HPがSAPの前CEOであるレオ・アポテカー(Leo Apotheker)氏や、Oracleの前社長兼最高執行責任者を務めていたレイ・レーン(Ray Lane)氏を雇い入れようとしている事実を故意に伏せていたという。両者はともにOracleの天敵としてよく知られる人物だ。
Oracleはさらに、HPは不正な手段を使ってOracleにItaniumプロセッサのサポートを同意させたと苦言を呈している。HPはIntelに対し、年額8,800万ドルものお金をひそかに支払って同チップの寿命を伸ばすとともに、Itaniumへの長期にわたる関与を公衆にアピールしたが、こうした援助がなければIntelは同プロセッサの開発を止めていたはずだというのが、Oracleが唱える説だ。
OracleがHPとIntelの秘密合意について知れば、同プラットフォームを軸とするソフトウェア開発を承諾しないであろうことをHPは了解していたと、Oracleは主張している。
(John Ribeiro/IDG News Serviceバンガロール支局)



























