デル、SMB向けスマートフォン市場への参入意向を公式に認める|Efficient IT Strategy|トピックス|Computerworld

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デル、SMB向けスマートフォン市場への参入意向を公式に認める

ただし具体的な時期は不明。携帯事業者の意向を尊重する姿勢を強調
(2009年07月16日)

 米国Dell幹部は7月14日、複数の大手キャリアとの国際的な協力の下、中小企業(SMB)向けのスマートフォン市場へ参入する計画があることを明らかにした。ただし、計画の詳細や具体的な時期などについては不明。

 同日に開催されたアナリスト向け説明会で、Dellのコンシューマー部門プレジデントを務めるロン・ギャリックス(Ron Garriques)氏は、「携帯事業者はわれわれに、彼らのテクノロジーや(中略)付加価値サービスに対応した(スマートフォン)ソリューションを提供するよう求めている」と述べている(同社サイトにビデオあり)。

 ギャリックス氏は、交渉を進めている携帯事業者の具体名は伏せたものの、その事業者からはLTE、WiMAX、さらにTD-SCDMA(中国独自の3G規格)の3種類をサポートしてほしいという要望があったと説明した。「携帯事業者は当社に対し、(ハードウェア、ソフトウェア、デザインを)統合する役割を期待している。我々がそれをどうやって実現するかについては気にしていない」(ギャリックス氏)。

 また、同社のSMB部門プレジデントであるステファン・フェリス(Stephen Felice)氏は、スマートフォンに対する需要は企業ユーザーの間に「明らかに存在する」と述べ、携帯事業者はDell自身が製品を製造するかどうかについては関心がないと付け加えた。「スマートフォン分野において、われわれの能力を発揮できる機会は十分にあると思っている」(フェリス氏)。

 ギャリックス氏は、スマートフォンより大型のデバイス(MID:Mobile Internet Device)に関しても、参入の可能性はあるが、製品開発に踏み切るか否かは各キャリアの動向次第だと語った。「(Dellは)上位3〜4社(のキャリア)をターゲットとし、彼らのニーズを把握するよう努めていくつもりだ。『MIDという未開拓分野を狙う』などと言うつもりはなく、まずは(ニーズを探るために)各携帯事業者の話を丹念に聞いて回るつもりだ」(ギャリックス氏)。

 Dellは、すでにコンシューマー向けPC市場で10%程度のシェアを獲得している。

 さらにギャリックス氏は、Dellはキャリアの要求を理解できる人材を数多く抱えていると話し、スマートフォンなどのデバイスにおいては、「古くから市場に参入している企業では満たすことのできないニーズがたくさん残っている」と強調した。「世界中のあらゆる場所で、われわれの目の前にある道は大きくひらかれている。Dellがそうしたニーズに対応できることについて、わたしはきわめて楽観的だ」(ギャリックス氏)。

 米国ではまだWiMAXサービスが展開を始めたところであり、LTEが多くの都市で利用可能になるのは2012年と予想されることから、Dellのスマートフォンが米国市場でデビューするのは少し先の話になりそうだ。ただし、あるアナリストの見解によれば、もっと早期に「Android」ベースのDell製スマートフォンが中国市場でお目見えするかもしれないという。

 Dellがスマートフォン市場に参入するといううわさは以前からあったが、Collins Stewartのアショク・クマー氏(Ashok Kumar)は最近、「Dell製のAndroid携帯が近いうちに中国で発売される見込みだ」とするレポートを発表している。この見解は、Financial Timesが報じている

 ほかにも多くのアナリストが、Dellがスマートフォン市場に足を踏み入れるのは時間の問題だと指摘している。以前、Motorolaの携帯電話部門で責任者を務めていたギャリックス氏は、Dellに移籍する際「競業禁止条項」に署名しているが、この条項のが2009年前半で有効期限切れを迎えるというのが有力な根拠の1つになっている。

(Matt Hamblen/Computerworld米国版)

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