デル、マルチタッチ液晶の堅牢ノートPCを発売――Windows 7モデルも間もなく登場
ミルスペックに準拠し、過酷な環境下での利用にも対応Dellは10月27日、12.1インチのマルチタッチ・ディスプレイを搭載した堅牢ノートPC「Latitude XT2 XFR」を販売開始した。過酷な環境下での利用を想定した設計となっており、落下に強く、防塵、防滴性にもすぐれている。価格は3,599ドルから。
Latitude XT2 XFRは、米国の国防総省が制定した軍事物資調達規格の1つである「MIL-810G」に準拠している。雨や3フィート(90センチメートル)からの落下に耐えられ、動作可能な温度範囲は、華氏マイナス10度(摂氏マイナス23度)から華氏140度(摂氏60度)となっている。
本体の最薄部が1.2インチ(38.1ミリメートル)で、重量は4セル・バッテリとSSDを搭載した場合で5.4ポンド(2.45キログラム)。Dellのタッチ・ディスプレイ搭載堅牢ノートPCとしては最薄/最軽量であるという。ちなみに、14インチのシングル・タッチ・ディスプレイを搭載した堅牢ノートPC「Latitude E6400 XFR」の重さは8.5ポンド(3.87キログラム)である。
マルチタッチ・ディスプレイは、データの記録や画像の操作、地図の拡大/縮小、文書のスクロールといった処理を、4本指を使った操作で実行することができる。また、ディスプレイは、タブレットPCのように裏返すこともできる。衝撃によるダメージを低減するために、液晶部が保護材で覆われている。
発表に際し、Dellの広報担当者ジェレミー・ボーレン(Jeremy Bolen)氏は、「指先やスタイラス・ペンによる操作は、販売担当者やサービス技術者などが屋外で作業する際に帳票や状況報告書を作成したり、顧客のサインを受領したりするのに役立つだろう」と、新製品をアピールした。
「タッチ・ディスプレイは、キーボードやマウスのように邪魔になることがなく、簡単に操作できるため、パトカーをはじめとした業務用車両の中でも便利なはずだ」とボーレン氏。加えて、「タッチ操作により、データにアクセスしやすくなり、データの収集も早く行えるようになる」という。
LenovoやHewlett-Packardなども、マルチタッチ・ディスプレイを搭載したノートPCをビジネス向けに販売している。それらのノートPCは、顧客データの入力や検索、あるいは、設計やデザインのアプリケーションにおける、シャープに縁取られた画像など、高い精度が求められるオブジェクトの操作に向け設計されている。
Latitude XT2 XFRは、1.6GHzのCore 2 Duo SU9600を搭載し、最大5GBのRAMをサポートしている。6セルのバッテリを搭載した場合で、最大6時間の動作が可能。最大160GBのSSDストレージを選択できるほか、Wi-Fiをはじめとするさまざまな無線通信機能がオプションとして用意されている。
OSにはWindows Vistaを採用しているが、ボーレン氏によれば、リリースされたばかりのWindows 7も「まもなく」オプションとして追加されるという。また、Latitude XT2 XFRの販売は、米国、カナダ、フランス、スペイン、英国、ドイツ、イタリアで開始されたが、Dellは他国での販売についてはコメントしていない。
(Agam Shah/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)



























