AMD、2010年第1四半期決算を発表――2四半期連続の黒字|Efficient IT Strategy|トピックス|Computerworld

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Efficient IT Strategy

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AMD、2010年第1四半期決算を発表――2四半期連続の黒字

CPU、グラフィックス・カードとも好調
(2010年04月19日)

 米国AMDは4月15日、2010年度第1四半期決算(3月27日締め)を発表した。同社は前四半期に引き続いて最終黒字を計上し、業績回復の勢いを維持した。

 第1四半期のGAAP(一般会計原則)ベースの純利益は2億5,700万ドル。前年同期は4億1,600万ドルの純損失だった。なお、この第1四半期の純利益には非現金利益3億2,500万ドルが含まれる。これは、AMDから分離され、半導体製造事業を手がけるGLOBALFOUNDRIESの業績が、第1四半期よりAMDの連結対象から外され、AMDの同社への投資が持分法で報告されるようになったことに伴うもの。

 非GAAPベースの実質的な純利益は6,300万ドルで、前年同期は1億8,900万ドルの純損失だった。実質的な1株利益は0.09ドルで、Thomson Reutersが集計したアナリストの事前予測0.05ドルを上回った。

 AMDは前四半期(2009年度第4四半期)に3年ぶりの最終黒字を計上しており、今回で2四半期連続の黒字決算となった。2009年度第4四半期の純利益は11億8,000万ドルで、Intelとの法的和解に伴う和解金12億5,000万ドルが主に寄与した。

 第1四半期の売上高は、前年同期の11億8,000万ドルから15億7,000万ドルに増加し、アナリストの事前予測15億4,000万ドルを上回っている。


AMDの社長兼CEO、ダーク・マイヤー(Dirk Meyer)氏

 AMDの社長兼CEO(最高経営責任者)、ダーク・マイヤー(Dirk Meyer)氏は声明の中で、「強力な製品群の投入により、第1四半期として過去最高の売上高を達成できた」と述べた。この四半期、AMDは新しい「DirectX 11」対応のグラフィックス・カードをリリースし、サーバ向けおよびノートPC向けのマイクロプロセッサ製品ラインを拡充している。

 マイクロプロセッサなどを含むコンピューティング・ソリューション部門の売上高は、前年同期比で23%伸びた。マイクロプロセッサの出荷数量増加がけん引した。グラフィックス・カードなどを含むグラフィックス部門の売上高も、同88%増となっている。

 2日前に発表されたライバル、米国Intelの第1四半期決算では、PCの出荷増を背景として、純利益が288%増の24億ドルとなった。

 マイヤー氏は決算発表の電話会見において、AMDもまた、好調なPC販売や、ノートPC向けおよびサーバ向けAMDプロセッサの平均販売価格の上昇の恩恵を受けたと述べた。

 AMD、Intel両社の業績は、IDCが14日に発表したPC市場調査結果の内容と合致する。IDCの調査によると、2010年第1四半期のPC出荷台数は前年同期比24.2%増の7,910万台だった。

 マイヤー氏は、「AMDは、Intelの勢力が非常に強いノートPC向けプロセッサの分野で販売を伸ばすチャンスがあると見ている」と語った。

 AMDは今年下半期に、チップのスピードと電力効率の向上につながる32ナノメートル(nm)プロセスによるチップ製造を開始する。マイヤー氏によれば、32nmチップはすでに数社の顧客にサンプル出荷されており、来年上半期にはこれらを搭載したデスクトップPCとノートPCが市場に登場する見込みだ。

 また、GPUコアをCPUに統合したノートPC向けプロセッサ「Fusion」もサンプル出荷されており、計画どおり来年上半期には発売できる見込みだ、とマイヤー氏は述べた。FusionはGLOBALFOUNDRIESが製造する。

 マイヤー氏はまた、企業のIT支出増加を背景に、第1四半期にはサーバ向け6コア・プロセッサ「Istanbul」の販売が好調だったと述べた。同社は3月末に12コア・プロセッサ「Magny-Cours」もリリースしており、「価格と電力当たり性能から見て、現在、2006年半ば以来で最も強力な製品ラインアップを擁している」(マイヤー氏)。

 なお、同四半期に投入されたDirectX 11対応の7種類のグラフィックス・カードは、これまでで総計600万個販売されたという。

(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)

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