デル、世界市場におけるPC出荷台数で第2位の座を回復
企業需要の拡大と、アジア、ラテンアメリカでの出荷増で米国Dellは、今年第2四半期の世界PC市場で、台湾のAcerを抜いて出荷台数第2位の座を回復した。これは、米国の調査会社IDCが7月14日に発表したもので、企業向けPCの販売が伸びているためとされている。
IDCの調査アナリスト、ジェイ・チョウ(Jay Chou)氏によると、Acerはコンシューマー向けノートPCとネットブックの需要が堅調だった昨年第3四半期にDellを抜いて世界第2位となったが、Dellは企業向けPCの需要が拡大し、アジア太平洋およびラテンアメリカ地域での出荷台数が伸びたことなどから、今度はDellがAcerを抜き返したという。
ただし、チョウ氏は、Dellが短期間で2位の座を明け渡す可能性もあると指摘している。Acerは、今年第2四半期に在庫面で問題を抱えていたが、夏が終わって新学期が始まり、その後年末商戦に突入すれば、コンシューマー向けノートPCに対する需要が戻り、再びDellを抜き返す可能性もあるからだ。
一方、Dellの会長兼CEO、マイケル・デル(Michael Dell)氏は今年6月末、景気後退期に停滞していたPC製品ラインの刷新に着手する意向を示している。
IDCによると、今年第2四半期の世界市場におけるPCの出荷台数は8,150万台であり、2009年第2四半期に比べ22.4%増加したという。
今年第2四半期の出荷台数が最も多かったのは1,480万台の米国Hewlett-Packard(HP)で、前年同期と比べた出荷台数の伸び率は12.2%、市場シェアは18.1%だった。
Dellの出荷台数は1,060万台であり、前年同期と比べた伸び率は19.1%、市場シェアは13%だった。Acerの出荷台数は、Dellをわずかに下回る1,024万台で、市場シェアは12.6%だった。
第2四半期に出荷台数を大きく伸ばしたのは中国Lenovoで、前年同期比47.3%アップの834万台で4位となり、市場シェアは10.2%となった。以下、日本の東芝と台湾のASUSTeK Computerが続いている。
チョウ氏によると、デスクトップPCの出荷台数は、企業向けの販売が好調なことなどから堅調に伸びたものの、ノートPCのほうは予想を下回ったという。同氏は、全体的な需要は堅調としながらも、コンシューマーの支出は今年第1四半期に比べ減速していると指摘する。
IDCの調査レポートは、ノートPCとデスクトップPCの出荷台数をまとめたものであり、タブレットPCは含まれていない。この点についてチョウ氏は、「タブレットPCのデータも追跡したいと考えているが、PCには含めない」と述べた。
(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)



























