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Webサーバの新ベンチマーク「SPECweb2009」、評価基準に消費電力を追加

エネルギー消費に対する関心の高まりを反映
(2009年06月15日)

 標準ベンチマークの開発を手がける非営利団体SPEC(Standard Performance Evaluation Corporation)は6月5日、Webサーバの性能評価に用いるベンチマーク・ツール「SPECweb2009」をリリースした。

 SPECweb2009は、2005年にリリースされたベンチマーク・ツールのアップデート版に当たるもので、パフォーマンスだけでなく消費電力も評価基準に加えている点が特徴。AMDの上級技術スタッフで、SPEC・Webパワー委員会の座長を務めるレマ・ハリハラン(Rema Hariharan)氏は、エネルギー・コストに対する関心の高まりを反映したものと強調した。


SPECweb2009を構成する4つのコンポーネント(Clients、Prime Client、Web Server、Back-End Simulator)

 「サーバのパフォーマンスが最大でどの程度なのかを理解することは重要だが、最近では1ワット当たりのパフォーマンスも重視されるようになっている」(ハリハラン氏)

 SPECweb2009の場合、同時に複数のユーザー・セッションをサポートする3段階の作業負荷レベルでWebサーバを評価する。そのうち、eコマースの作業負荷では、6段階のレベルでサーバの性能を評価し、システムの総消費電力(ハードディスクの消費電力も含む)を基に1ワット当たりのパフォーマンスを出力する。同様に、バンキングとサポートの作業負荷に関しても、1ワット当たりのパフォーマンスをリポートするようになっているが、こちらはレベル分けはされていない。

 得られた結果は、サーバ・サイド・スクリプティング技術であるPHPとJSPを使って示される。

 SPECweb2009のテスト対象となるシステムは多岐にわたる。ただし、ブレード・システムのように複数のサーバを組み込んだシステムには対応できない。ハリハラン氏によると、SPECではブレード・システムを評価するための方法を探しており、6カ月程度で実用化できる見通しだという。

 SPECweb2009のライセンス価格は、新規が1,600ドル、アップグレードが800ドルの予定。非営利団体と認められた組織が使用する場合も400ドルを支払う必要がある。

 一方、米国環境保護庁(EPA)は今年5月、4ソケットまでのサーバに対応する省電力規格Entergy Starの格付け基準を発表した。この基準では、電力供給の効率と待機状態での消費電力量が調査されることになる。

(Patrick Thibodeau/Computerworld米国版)

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