第3四半期の世界サーバ売上高は5.2%増、出荷台数は7.2%増
売上高はIBM、出荷台数はHPが首位、ただしHPはいずれも3%以上減少調査会社の米国Gartnerは11月28日、2011年第3四半期の世界サーバ売上高と出荷台数の速報値を発表した。それによると、サーバ売上高は前年同期比5.2%増の129億6,800万ドル、出荷台数は同7.2%増の237万2,982台。売上高、出荷台数それぞれ上位5社の中で、米国HPだけが3%超のマイナス成長となった。
第3四半期のHPは経営体制が安定していなかった。同社はCEOを解任して新CEOを採用したほか、PC事業について、スピンオフなどによる分離を含む幅広い選択肢を検討することを8月中旬に表明した。同社は検討の結果、PC事業の継続を決めたことを10月下旬に発表している。
第3四半期に米国IBMは、前年同期比3.5%増の38億4,700万ドルのサーバ売上高を記録、29.7%のトップ・シェアを占めた。
HPの売上高は前年同期比3.6%減の38億200万ドルとなり、29.3%のシェアで僅差の2位につけた。3位を占めた米国Dellは、売上高が19億300万ドルで6.3%増加し、シェアは14.7%に達した。
米国eBayの元CEOで、9月にHPの新CEOに任命されたメグ・ホイットマン(Meg Whitman)氏は先週、金融アナリストに対し、「HPは、よりシンプルで、明確な、一貫した事業展開を行う必要がある。もうサプライズを起こさないようにする」と表明した。
また、ホイットマン氏は、製品販売におけるイノベーションの重要性を強調した。HPが最近発表した省電力サーバを引き合いに出し、同氏は、HPは研究開発投資を増やしていると述べた。
一方、HPは、米国Oracleが、米国IntelのItaniumプロセッサに対応するソフトウェアの開発打ち切りを決めたことで打撃を受けていることを認めている。
「われわれの営業は、OracleのItaniumに関する決定のあおりを受けている」と、HPのCFO(最高財務責任者)、キャシー・レスジャック(Cathie Lesjak)氏は、先週の会見で述べている。
Gartnerによると、第3四半期にRISCベース・システムおよびItaniumサーバの出荷台数は前年同期比で6.8%減少したが、ベンダー売上高は3.5%伸びた。x86サーバは出荷台数が7.6%増、売上高が9.3%増となった。
Sun Microsystems買収でRISCプロセッサ「SPARC」とその搭載サーバを獲得した米国Oracleは、前年同期比横ばいの7億6,400万ドルで4位のサーバ売上高を記録し、5.9%のシェアを占めた。
売上高5位の富士通は、前年同期比3.6%増の6億300万ドルで、シェアは4.7%となった。
出荷台数の上位5社は、HPが69万3,265台(前年同期比3.1%減、シェア29.2%)、Dellが51万7,867台(同3.2%増、同21.8%)、IBMが28万7,507台(同横ばい、同12.1%)、富士通が7万9,072台(同4.8%増、同3.3%)、中国Lenovoが4万6,638台(同77.0%増、同2.0%)となった。
地域別に見ると、売上高が4.9%減少した西欧以外の全地域が、出荷台数、売上高とも前年同期比で増加した。出荷台数の伸び率が最も高かったのは、アジア太平洋(23.9%増)、売上高の伸び率が最も高かったのは、東欧(27.4%増)だった。
(Patrick Thibodeau/Computerworld米国版)



























