Webサーバ「Apache」、パフォーマンスを底上げするアップグレード
「Nginx」の追撃を受け、高トラフィック環境向けの強化図る
Apache Software Foundation(ASF)の「Apache HTTP Server」が、リリースから17周年を迎えた。同組織はこれに伴い、人気の高い同オープンソースWebサーバ・ソフトウェアの新バージョンを発表している。
Apache HTTP Serverバージョン2.4は、2005年にバージョン2.2が提供されて以来初めてとなるメジャー・アップデートであり(バージョン2.3は開発専用版だった)、トラフィック負荷の高い環境により適した新機能が多数盛り込まれた。
Apacheは、インターネット上で最も広く利用されているWebサーバである。Netcraftの見積もりでは、4億近くの世界中のWebサイトで同ソフトウェアが使われているとのことだ。
Apacheを使用しているWebサイトの割合は、全体の約65%に上る計算になる。世界で2番目に普及しているWebサーバはMicrosoftの「IIS」(Internet Information Services)で、シェアはおよそ14.5%。だが、Apacheの最大の競合相手はおそらく「Nginx」だろう。Nginxのマーケット・シェアは10%未満だが、この1か月の間にこちらを利用するサイトは1万2,000ほど増え、一方でApacheは同時期に1万8,000サイトを失ったとNetcraftは述べている。
必然的にと言うべきなのか、Apache 2.4に実装された新たな要素の多くは、Nginxを人気者に仕立てた高パフォーマンス機能を踏襲したものになった。
前述のとおり、Apache 2.4は特にトラフィック負荷の高い環境で機能するようアップグレードされている。パフォーマンスの改善により、同時接続数が増加し、メモリの使用量は少なくなった。リバース・プロキシ・モジュールのおかげで、ユーザー組織は単一のIPアドレスを使用し、複数の内部サーバをオンラインに接続できる。内部サーバのアドレスが頻繁に変わる場合でも問題はない。また管理者は、タイムアウト時間をミリ秒単位で設定できるようになり、従来以上に正確なリソース制限のセッティングも可能になったという。キャッシングの性能向上も見られ、高トラフィック環境への適合性をさらに上げている。
(Joab Jackson/IDG News Serviceニューヨーク支局)



























