大論争!ネットブックはビジネス・ユースに不向き?
小・中規模企業では人気上昇中ネットブックは大規模企業の“生産性向上ツール”となり得るのだろうか。アナリストたちの答えは「ノー」。小・中規模企業であれば、その可能性は十分にあるが、「ビッグ・ビジネスの厳しい要求にはこたえられない」というのが大方のアナリストの見解のようだ。
米国の市場調査会社IDCでアナリストを務めるボブ・オドネル(Bob O'Donnell)氏は、「ネットブックを支持する大規模企業は、非常に少ないと考えている。実際、われわれはその動向を調査していない。小・中規模企業だけにかぎれば、ネットブックの導入率は約7%程度になると予測しているが、ネットブックを標準として利用する企業について、IDCでは把握していない」と語る。
同様に米国の調査会社Gartnerでも、今後2年間に世界で販売されるネットブックのうち、企業に納品される割合は、全体の1%にも満たないと予測している。
Gartnerのアナリスト、ミカ・キタガワ(Mika Kitagawa)氏は、「大規模企業にネットブックは受け入れられない」と指摘する。
「低価格なネットブックを導入すれば、企業は(一時的に)コスト削減を実現できるので、今後1〜2年は活路を開く可能性がある。しかし、ヒンジ部分は(通常のノートPCと比較して)丈夫ではないし、ハードディスクにはクラッシュを回避するヘッド・パーキングがない。加えて、ほとんどのネットブックはWindows XP Home Edition、あるいはLinux OSを搭載している。OSをアップグレードするためには、追加コストがかかってしまう」(キタガワ氏)
The Industry Standard編集部が複数の小・中規模企業の経営者に取材したところ、何人かの経営者は「ネットブックに満足している」と解答した。ただし、アナリストの予測どおり、「(負荷の少ない)軽めの作業や、出張先で使用する場合には」という条件付きである。
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