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【オピニオン】

アップル、ネットブックへの辛口発言を連発――「まもなく市場参入」のサイン?

繰り返される批判は“革新的な新製品”投入への伏線なのか
(2009年04月23日)

 以前から、米国Appleはネットブックに対して批判的な態度を取ってきた。しかも、その“辛口さ”加減は最近ますます度合いを増しているようだ。だがAppleウォッチャーの筆者には、これが同社による「まもなく市場参入」のサインにしか見えないのである。

市場参入前に「こき下ろす」Appleの性格

 必ずしもネットブックのカテゴリには収まらないかもしれないが、Appleが「iPod touch」よりは大きく、「MacBook」よりは小さなデバイスを準備しているとしたら、多くのAppleファンが小躍りするだろう。わたしもそんなファンの1人であり、それゆえにネットブック市場に対する同社の発言には常に注目している。


米国AppleのCOO(最高執行責任者)、ティム・クック氏。現在、スティーブ・ジョブズ氏不在のAppleをかじ取りしている

 (念のため説明しておくが、ネットブックとは安価で小さなラップトップのことだ。すでに各PCメーカーが多種多様な製品をリリースしているが、Appleはまだ同市場に参入していない)

 Appleは4月22日、四半期ごとに行われる金融アナリスト向けの定例電話会見を開いた。そこにおいて複数のアナリストが、同社のネットブック市場への取り組みについて問いただした。

 Appleはもう何度もこの質問に答えている。例えば今年1月の第1四半期収支報告の際にも、あるアナリストが同社COO(最高執行責任者)のティム・クック(Tim Cook)氏に対し、新興市場であるネットブック市場をどう認識しているのかと質問した。

 このときクック氏は、窮屈なキーボードと小さなディスプレイしか搭載していないネットブックは、消費者が求めているものからすれば「力不足」だと答えた。だが、同時に「先のことはまだわからない。現状を見守っているところであり、(中略)いくつかアイディアも温めている」とも付け加えている。

 Appleの動向をずっと追いかけている人ならばわかるだろうが、同社は“ゲームのルールを書き換えるような”革新的な製品を市場に投入する前に、決まってその分野の競合相手をこき下ろす傾向がある。そんな性格を踏まえたうえでクック氏の過去の発言を吟味するに、Appleはどうやら本気で、ネットブックに対する同社なりの答えを模索しているようだ。

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