3Qの世界PC市場シェア、エイサーが第2位に
トップはHP、デルは第3位に転落台湾のAcerが快進撃を続けている。米国のIT専門調査会社IDCが10月14日に発表したデータによると、2009年第3四半期(7-9月期)における世界のPC出荷台数で、Acerが米国Dellを抜いて世界第2位となった。
同四半期の世界PC市場は前年同期から2.3%成長し、出荷台数は7,810万台に上った。2009年第1および第2四半期の出荷台数は前年同期比減となっていたが、この四半期は「やっと増加に転じた」(IDC)ようだ。
2009年第3四半期におけるAcerのPC出荷台数は1,096万台に達し、前年同期比25.6%増という急成長を見せた。一方でDellの出荷台数は995万台と落ち込み、前年同期比8.4%減という結果であった。これによりAcerは、出荷台数でDellを上回った。IDCは、「Acerはほぼすべての(PC)分野において、市場シェアを伸ばした」と報告している。
IDCでリサーチ・マネージャーを務めるジェイ・チョウ(Jay Chou)氏は、「ノートPCの価格が低下し、ネットブックの出荷台数が急成長するなかで、学生が新学期を迎えてAcerの売上げが大きく伸びた。一方、DellはAcerほど熱心には低価格なネットブックを販売していない」と指摘した。
2009年第3四半期におけるAcerのPC市場シェアは14%、Dellは12.7%であった。なお、第1位は米国Hewlett Packard(HP)で、PC出荷台数は1,579万台(前年同期比9.3%増)、市場シェアは20.2%だった。ちなみに第4位はLenovo(出荷台数699万台/シェア18.2%)、第5位は東芝(出荷台数404万台/シェア6.9%)となっている。
HPはDellよりも店頭販売に強く、新学期効果による売上げが大きい。一方、Dellは企業への販売に強いため、企業のPC買い替えサイクルが売上げに影響する。チョウ氏は、「多くの企業がPC買い替え時期となる2010年には、Dellの売上げが激増する可能性が高い」と指摘する。
Dellが市場シェア第1位の地位を失ってからというもの、Dellの創設者でありCEOであるマイケル・デル(Michael Dell)氏は、「利益率が重要だ」と強調している。最近の決算発表においてデル氏は、「市場シェアが欲しければ、ネットブックを大量販売すればよいだけのことだ」と語っている。ネットブックは、高性能PCよりも利益率が低い。
地域別の出荷台数を見ると、米国が2.5%増、アジア・パシフィック地域も「順調に伸びている」(IDC)という。ただし日本だけを見ると、出荷台数は10%以上も落ち込んでいる。
(Agam Shah/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)
























