VIA、同社最速のネットブック用プロセッサ「Nano 3000」をリリース
従来よりも20%高速で省電力。ネットブック市場での巻き返しを狙う台湾のVIA Technologiesは11月3日、新しいプロセッサ製品ラインアップの中で、同社最速であり、消費電力も少ないネットブック用プロセッサを発表した。
同社によると、新しい「Nano 3000シリーズ」のプロセッサは、同社の従来のプロセッサよりも20%高速で、消費電力は20%少ないという。動作周波数は1.0GHz〜2.0GHz、アイドル時の消費電力は100mW〜500mWで、Windows 7やLinuxに対応する。
「新しいプロセッサは、ネットブックや軽量ノートPCにおいて、アプリケーションやマルチメディアのパフォーマンスを向上させるだろう」と同社は述べている。例えば、Nano L3100の動作周波数は2.0GHzで、1.8GHzのNano L2100よりも速くなっている。
Nanoプロセッサが競合するのは、大多数のネットブックに搭載されているIntelのAtomプロセッサだ。Nanoプロセッサは、Webブラウジングやワードプロセッサといった基本的なアプリケーションの動作に向け設計されたとのことだ。
Nanoプロセッサの採用はサーバ分野にまで広がっている。米国Dellは、Webホスティング・アプリケーションなど、“軽い”ワークロード向けに設計されたサーバ「XS11-VX8」に同プロセッサを採用している。
VIAはここ数年の間で、同社にとって重要となる正式採用の実績をいくつか上げており、Hewlett-PackardやLenovoといった企業が、VIAのプロセッサを製品に採用している、とMercury Researchの主席アナリスト、ディーン・マッキャロン(Dean McCarron)氏は語る。
まだ、Nanoプロセッサを搭載したネットブックは大量生産されていない。だが、ネットブックを購入するコンシューマーが増えるにつれ、新しいNanoプロセッサによって、VIAの市場での知名度は上がるだろう。
市場全体のシェアは、出荷数に大幅な増加が見られるIntelやAMD(Advanced Micro Devices)に対し、VIAのシェアは減少している、とマッキャロン氏は語る。
Mercury Researchが11月3日に発表した調査結果によると、Intelは第3四半期に81.5%のプロセッサを出荷しており、前年同期の81.2%から0.3%の増加。AMDも第3四半期におよそ17.8%のプロセッサを出荷し、前年同期の17.7%から0.1%増加している。VIAの第3四半期におけるプロセッサの出荷はおよそ0.7%で、前年同期の1.1%から0.4%も下落している。
VIAは市場シェアを減少させたが、ネットブック用プロセッサの出荷数は増えているため、企業全体としての業績は改善されている、とマッキャロン氏は語る。
VIAは現在、PCメーカーやマザーボード・ベンダーにNanoプロセッサのサンプルを送っているとのこと。Nanoプロセッサは、2010年の第1四半期に大量生産が開始される予定だ。同社はNanoプロセッサの価格についてはコメントを控えている。
(Agam Shah/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)



























