アスーステックも電子書籍リーダー市場に参戦
「Eee Book」とタブレットPCで「iPad」に対抗ネットブック分野のパイオニアである台湾のAsustek Computerは先ごろ、2010年後半に電子書籍リーダーやタブレットPCをリリースする計画があることを明らかにした。
AsustekのCEOを務めるジェリー・シェン(Jerry Shen)氏は投資家向けコンファレンスで、「タブレットPCを発売するにあたり、(今後は)コンテンツ・プロバイダーの協力を仰ぐことに注力する」と語った。
また同社は、6月1日から台湾で開催されるエレクトロニクス見本市「Computex Taipei 2010」で、電子書籍リーダー「Eee Book」を発表する予定だ。ただし製品の詳細情報は、まだ明らかにされていない。
かねてからシェン氏は、2010年中に「スマートブック」を開発することを示唆していた。スマートブックとは、通常スマートフォンに利用されているARMベース・チップを利用した小型ノートPCを指す。
スマートブックの特徴は、ノートPCのコンポーネントを利用するネットブックよりバッテリ寿命がはるかに長い点だ。シェン氏はコンファレンスで、「Asustekは2010年にはスマートブックが伸びると認識している」と、スマートブック市場への参入に前向きな姿勢を見せた。
米国Googleが提供しているAndroid OSを搭載するAsustekのスマートブック「Eee PC」は、チップ・メーカーQualcommが2009年の「Computex」で大々的に発表していた。
しかし、同デバイスのリリースは保留されたままになっている。その理由は、Asustekが自社のエンジニアリング・リソースを、十分なテストを経ていないデバイスに投じるのをためらったからだと言われている。実際、2009年にリリースされたスマートブックはほんの一握りで、世界の小型ラップトップ市場の一角を占めるまでにも至っていない。
一方、タブレットPCやその他のデバイス向けに開発されたGoogleのChrome OSは、2010年後半にデビューを飾る見込みだ。同OSに対しては、多数の台湾企業がすでに関心を示している。
(Dan Nystedt/IDG News Service台北支局)
























