ネットブック成功の“カギ”を握る、高速起動機能とは
軽量/低価格だけじゃない、もう1つの注目ポイント米国ラスベガスで開催された「2009 International CES(Consumer Electronics Show)」には、UMPC/ネットブックが多数出展された。中でもソニーの「VAIO type P」やAsustek Computer(台湾)の「S121」など、スタイルにこだわりを持つ製品に注目が集まった。確かに、常時携帯するネットブックにとって、“美しさ”は重要なポイントだ。だが、もう1つ忘れてはならないポイントがある。それは“瞬時起動”ができるかどうかだ。
パパッと見てサッとしまえるのが最大のウリ
PC、特にノートPCにおいて、高速(瞬時)起動機能の搭載は課題となっていたが、今年のCESでは、LenovoとSonyが新しい高速起動機能を搭載したネットブックを発表した。
Lenovoが発表した「IdeaPad S10e」には、高速起動機能「Lenovo Quick Start」が搭載されている。米国のDeviceVMが開発した「Splashtop」を利用した同機能を利用すれば、電源オフの状態から10秒程度でWebブラウザや音楽プレーヤー、Skypeなどのアプリケーションを利用可能にし、Webを閲覧したり、電子メールをチェックしたりすることができるのだ。
ソニーの「VAIO type P」にも高速起動機能「インスタント・モード」が搭載されている。同機能はOSを起動させると、Sony独自の「Cross Media Bar」ナビゲーション・システムが動作し、マルチメディア・アプリケーションを利用できるというものだ。
Lenovoでグローバル・コンシューマ・マーケティング担当バイスプレジデントを務めるクレイグ・メリガン(Craig Merrigan)氏は、「Quick Start機能は、Webサーフィンやメールなど、基本的なアプリケーションを使うことが多いネットブック・ユーザーに最適な機能だ。(ネットブックは)ちょっと手にとっていじり、用が済んだらしまうといった使い方をする。Quick Start機能が最大限に活用されるデバイスといえるだろう」と語る。
ただしメリガン氏は、「主力製品であるノートPCに、Quick Start機能を搭載するつもりはない」と断言する。
「同時に複数の作業を行うメインのノートPCにQuick Start機能を実装しても、すべてのアプリケーションをサポートできるわけではない。現時点では同機能をノートPCに追加するのは、時期尚早だと考えている」(メリガン氏)
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