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【CES 2010】

マイクロソフト、Windows 7搭載のスレートPCを披露

期待されていたタブレットPC「Courier」については言及なし
(2010年01月08日)

Windows 7搭載のスレートPC(試作品)を披露する米国MicrosoftのCEO、スティーブ・バルマー氏

 米国MicrosoftのCEO、スティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏が1月6日夜、「2010 International CES(Consumer Electronics Show)」で基調講演を行った。ただし、事前に予想されていた同社のタブレットPC「Courier」は披露されなかった。

 今回バルマー氏が披露したのは、タッチパネル対応のWindows 7を搭載する3種類のスレートPCの試作品である。これらはそれぞれ、台湾Asustek ComputerからスピンオフしたPegatron、フランスのメディア・プレーヤー・ベンダーであるArchos、米国Hewlett-Packard(HP)が製造したものだ。

 「これらは携帯電話とほぼ同じくらい持ち運びやすいが、Windows 7が動作する」(バルマー氏)

 HPによると、同社製のスレートPCは2010年内に出荷される見通しで、拡充が進んでいる同社のタッチ対応PC製品ラインに加わるという。価格や仕様は明らかにされず、具体的なリリース時期も公表されなかった。

 その代わりというわけではないようだが、HPが42カ国で販売しているPCでは今後、Microsoftの検索エンジン「Bing」がデフォルト検索エンジンとして採用され、MSNがデフォルト・ホーム・ページとなることが発表された。バルマー氏によると、昨年6月のリリース以来、Bingは1,100万人のユーザーを獲得したという。

 今回の基調講演でバルマー氏は、Windows 7の優位性を強調し、同OSがPC市場に貢献していると語った。米国の調査会社NPD Groupによると、2009年の北米におけるWindows PCの販売数は、前年比で50%増だったという。

 バルマー氏は、こうした販売増の少なくとも一因は、Windows 7用に80万種類の新しいアプリケーションと24万種類の新しい周辺機器が開発されたことにあると述べた。

 また、バルマー氏は、スペインのバルセロナで2月に開催されるコンファレンス「Mobile World Congress」において、MicrosoftがWindows Mobile 7のプレビューを行うことを示唆した。昨年12月に報じられた記事では、同OSが2月にリリースされるとされていたが、製品のリリースは2月以降になる見通しだ。

 基調講演においてバルマー氏は、Microsoftが昨年9月にコンセプトを発表したデュアルスクリーン型タブレットPCであるCourierについては、口を閉ざした。米国Appleの“アップル・タブレット”は、米国Amazon.comの電子ブックリーダー『Kindle』に強力なマルチメディア機能が組み込まれたものになると予想されているが、デュアルスクリーンのCourierは、電子手帳に近いと見られていた。

(Eric Lai/Computerworld米国版)

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