IBM、クラウド・ベースの企業向けSNS「Bluehouse」を公開
“クラウド・サービス構想”の一翼を担うサービスとして提供米国IBMは10月6日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)機能とビジネス・コラボレーション機能を統合したSaaS(Software as a Service)型の新サービス「Bluehouse」を発表した。同サービスは現在公開ベータ・リリースの段階にあり、無料で利用することができるが、今後数カ月以内にテストを終了した段階でサブスクリプション料金が課金される予定となっている。
Bluehouseは、インスタント・メッセージング(IM)、Web会議、文書共有など、ビジネス・ネットワーキング・コミュニティを構築するための各種ツールを統合したサービスで、いずれもクラウド・プラットフォームから提供される。
企業の中には、SNSサイト「Facebook」をビジネス・コラボレーション・ツールとして利用しているところもある。IBMのオンライン・コラボレーション・サービス担当バイスプレジデント、シーン・プーリー(Sean Poulley)氏は、Bluehouseについて、Facebookと同様にコラボレーティブ・スペースを簡単に構築できるとしたうえで、「企業が求めるプライバシー保護などの管理機能を備えている点がFacebookにはない特徴だ」と説明している。
Bluehouseは、IBMが展開しているクラウド・サービス構想(関連記事)の一翼を担うサービスだ。この構想には、自社のアプリケーションをSaaSサービスに移行させようとしている独立系ソフトウェア・ディベロッパーの支援する方針などが盛り込まれており、企業が社内用のクラウド・サービスを開発し、独自にサービスを提供することも支援していく構えだ。
IBMは、以前からクラウド・ベースのSaaSサービスの開発を進めており、Googleとも協力関係にある。一方、今年7月には、米国Hewlett-Parkard(HP)、Intel、Yahoo!がクラウド・コンピューティング分野で協力すると発表している(関連記事)。プーリー氏は、現在の経済状況がSaaSとサブスクリプション・モデルの普及を促進するとしたうえで、「市場では、資金面での制約が強まりつつある」と指摘している。
Bluehouseの製品評価を行った某金融サービス会社のシニア・アナリスト、アダム・バレル(Adam Burrell)氏は、「Bluehouseを使えば、ITスタッフの支援を受けることなく簡単にチームを作り上げることが可能になり、サードパーティとのコラボレーションも容易になる」と評価している。また同氏によると、Bluehouseではプロファイルの検索をはじめ、プロジェクト参加の呼びかけ、会議やファイル共有スペースの開設といった作業もFacebookと同様に行えるとしている。
(Patrick Thibodeau/Computerworld米国版)



























