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クラウド・コンピューティング

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【Dreamforce '08】

セールスフォース、Facebook/Amazonクラウドとの連携を可能に

1社だけのクラウド・エコシステムは不要――ベニオフCEOが「Windows Azure」を批判
(2008年11月04日)

 米国Salesforce.comは11月3日、SNSサービス「Facebook」およびクラウド・コンピューティング・サービス「Amazon Web Services」のそれぞれと、Salesforceアプリケーションとの連携を可能にする新機能を、オンデマンド開発プラットフォーム「Force.com」に追加したと発表した。


米国Salesforce.com 会長 兼 CEO マーク・ベニオフ氏

 今回の機能追加は、サンフランシスコで開催されている同社のプライベート・イベント「Dreamforce '08」の基調講演で、会長兼CEOのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)氏が明らかにした。毎年、Dreamforceの同氏の講演では、Salesforce.comの今後の方向性を決定付ける技術やコンセプトが発表されるのが恒例となっている。

 この発表を通して、同社は、年を追うごとにSaaS(Software as a Service)ベンダーからPaaS(Platform as a Service)ベンダーへと立ち位置をシフトさせてきた。今回もその方向性に変わりはないが、前回までと異なり「クラウド・コンピューティング企業」としての側面を強く打ち出し、会場の色調もコーポレート・カラーの赤ではなく、青空と雲を連想させる青と白にまとめられている。

 そうした中で、ベニオフ氏は基調講演において、Amazon.com、Facebook、そしてすでに同社と提携関係にあるGoogleとともに、Salesforce.comを「クラウド・コンピューティングのリーダー的企業」と位置づけ、それらの企業が作るエコシステムこそ、ユーザーにメリットをもたらすとアピールした。

 「先週、Microsoftのレイ・オジー(Ray Ozzie)氏が、Microsoftもクラウド・コンピューティングに取り組むことを明らかにした(関連記事)。私にとって、これは本当にうれしいニュースだ。だが、1ベンダーしか存在しないクラウド・エコシステムが必要とされているのだろうか。ユーザーがさまざまなベンダーのクラウドを組み合わせてベストのものを作れるようにすべきではないだろうか」(ベニオフ氏)

 今回発表された新機能は、米国Facebookおよび米国Amazon.comとの協力の下に開発された。それぞれ「Force.com for Facebook」「Force.com for Amazon Web Services」という名称で提供される。

 Force.com for Facebookは、SalesforceアプリケーションからFacebook上のサービスを利用したり、Salesforceの機能をFacebookに提供したりすることを可能にする機能。Force.comユーザーに対して無償で提供される。


Salesforce.comのWebサイト

 基調講演でベニオフ氏は、Force.com for Facebookを利用することで「Facebook上の人のつながりを活用するエンタープライズ・ソーシャル・アプリケーションを開発できるようになる」とし、そうしたアプリケーションの一例として、Facebook上で採用活動を行い、その状況をSalesforce側で管理するというデモンストレーションを披露した。

 また、FacebookでCOO(Chief Operating Officer)を努めるシェリル・サンドバーグ氏がゲストとして登壇し、「Salesforce.comとの連携によってFacebookの潜在的な能力を引き出せるようになる。さまざまな使い方が考えられるが、われわれが思いつかないようなアイデアがユーザーから生まれてくるはずだ」と、Force.com for Facebookに対する期待を示した。

 一方、Force.com for Amazon Web Servicesは、Salesforceアプリケーションから、Amazon.comの仮想サーバ・レンタル・サービス「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」、オンライン・ストレージ・サービス「Amazon Simple Storage Service(S3)」を利用できるようにする機能。ベニオフ氏は、「Force.comのクラウドとAmazon.comのクラウドとを組み合わせることで開発者はさまざまなメリットを享受できる」と語った。

 このほか、Force.comで開発したWebサイトやWebアプリケーションを外部に対して公開する「Force.com for Sites」も発表された。これまでForce.comで開発されたアプリケーションは、基本的にSalesforceのアカウントを保有しているユーザーのみが利用可能だったが、新機能の追加により、Salesforce以外にも提供可能なWebサイト/Webアプリケーションを開発できるようになる。

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米国Salesforce.comクラウド・コンピューティングSaaSIT基盤技術ソフトウェア開発

(Computerworld.jp)

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