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クラウド・コンピューティング

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セールスフォース、「Google App Engine」との連携を可能に

クラウド・コンピューティング分野での提携を拡大
(2008年12月09日)

Force.com for Google App Engineは、Salesforce.comの開発者向けWebサイトから無償でダウンロードできる

 米国Salesforce.comは12月8日、同社の「Force.com」と米国Googleのクラウド開発ツール「Google App Engine」との連携を可能にする開発支援環境「Force.com for Google App Engine」を発表した。

 すでにSalesforce.comは、米国Amazon.comのクラウド・コンピューティング・サービス「Amazon Web Services」とForce.comとを連携させている。今回の発表は、こうしたクラウド開発支援強化の一環と見られている。

 Google App Engineは、拡張性の高いWebアプリケーションを、迅速かつ容易に構築できる開発者向けのツールである。最大500MBのパーシステント・ストレージと、月に約500万ページ・ビュー(PV)まで対応するCPU帯域幅が与えられる。

 一方Force.comは、クラウド環境でアプリケーション開発を可能にするプラットフォームである。データベースをはじめ、Javaライクなプログラミング言語、ユーザー・インタフェース設計ツールなどを提供する。

 Salesforce.comで開発マーケティング担当バイスプレジデントを務めるアダム・グロス(Adam Gross)氏は、「Force.com for Google App Engineを活用し、何が実現できるのかは開発者のイマジネーション次第だ」と語っている。

 一方のGoogleは、「(今回の連携で)新たなWebアプリケーションの開発を促し、プラットフォームとしてのWebの力をさらに示すことができる」との声明を発表した。

 米国の調査会社Beagle Researchのデニス・ポンブライアント(Denis Pombriant)氏は、このような形でクラウド・プラットフォームの連携が進めば、いずれ大きな変化が起こるとの見方を示す。

 「顧客関係管理(CRM)、あるいはビジネス・アプリケーションやフロント・オフィス・アプリケーションの分野で、これまでにないようなアプリケーションが誕生する可能性がある」(ポンブライアント氏)

 今回の発表は、GoogleがSalesforce.comを買収するための“最終段階”と見る向きもある。しかし、ポンブライアント氏はこうした見方に否定的だ。

 「(両社は)それぞれが独立していることが重要だ。すべてのクラウド・プラットフォームが1つの企業に握られてしまった状態では、クラウド・コンピューティングの時代が到来するとは考えにくい」(ポンブライアント氏)

 なおForce.com for Google App Engineは、Salesforce.comの開発者向けWebサイトから無償でダウンロードできる。

(Chris Kanaracus/IDG News Serviceボストン支局)

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