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クラウド・コンピューティング

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【Cloud Clinic】

グーグルとセールスフォースの幹部が語る、クラウドの「可能性」と「実績」

「ビジネスの“幅”に合わせて柔軟に対応できる」とメリットを強調
(2009年05月18日)

米国Googleと米国Salesforce.comがホストとなったイベント、Cloud ClinicのWebサイト

 米国Googleと米国Salesforce.comの幹部らは5月14日、シリコンバレーで開催されたテクノロジー・イベント「Cloud Clinic」において、クラウド・コンピューティングのコンセプトや、両社が提供するクラウド・コンピューティングの内容について語り、「ビジネスの競争力を維持するために、クラウド環境は今や不可欠な存在だ」と強調した。

 Googleでエンタープライズ・チャネル担当ディレクターを務めるポール・スレイキー(Paul Slakey)氏は、「これまでの複雑なコンピューティング・モデルでは、ユーザーはOSやセキュリティ・サーバなどを購入しなければならず、それらのシステム・サポートに、かなりの人的リソースを割いていた」と指摘した上で、以下のように語った。

 「クラウド・コンピューティングは柔軟な拡張性と、あらゆる規模のビジネスに合わせたサービスを提供できる。企業がソフトウェア本体を保有しないことに対するSalesforce.comの認識は的確だ。クラウド・コンピューティングの採用に否定的な企業は、今後ビジネスをするうえで、自社のコストに競争力がないことに気がつくだろう」

 Salesforce.comでシニア・バイスプレジデントを務めるスティーブ・ルーカス(Steve Lucas)氏は、「クラウド・コンピューティングは、TCO(所有総コスト)を削減できる。現在の厳しい不況下で、よい話はほとんどない。しかし、ひとつ好ましいと言えることがあるとすれば、それは不況により人々が既存の環境を再検討していることだ」と語った。

 ルーカス氏は、「クラウド・コンピューティング環境にアプリケーションを構築すれば、企業の競争力が変わる」と主張する。

 「クラウド・コンピューティングによって、企業は素早くアプリケーションを市場に投入できるようになる。GoogleとSalesforce.comはクラウド・コンピューティング分野で提携しており、非常に友好な関係を築いている」(ルーカス氏)

 また、スレイキー氏も「Salesforce.comの持つ的確なビジョンは、Googleにとって有益だ」と語り、両社が強固なパートナーシップで結ばれていることを強調した。

 Cloud Clinicでは、クラウド・コンピューティングを活用するベンダーが他にも紹介された。米国Bluewolfの共同創設者であるエリック・ベリッジ(Eric Berridge)氏は、「(クラウド・コンピューティングを導入した場合の)経済性には驚かされる。この不況下でも“攻め”のビジネスをしている。企業においてクラウド・ベースのソリューションを展開している人々は、世界中に何百人もいる」と語る。

 Salesforce.comのソフトウェアを利用している顧客は、約5万5000。そして、そのほとんどは同社のCRMアプリケーションを利用している。ベリッジ氏は、「Salesforce.comが提供するクラウド・プラットフォーム上で顧客が構築/展開しているアプリケーションは、10万以上だ」とその実績を強調した。

 Googleのスレイキー氏は、Webホスティング・プラットフォームの「Google App Engine」がJavaで開発されたWebアプリケーションに対応していることを挙げ、「GoogleのインフラとJavaプラットフォームの融合と言える」とコメントした。

(Paul Krill/InfoWorld米国版)

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