The Open Group、クラウド分野の新委員会「Cloud Work Group」を設立へ
エンドユーザーとプロバイダー双方の共通理解を深めるのが目的互換性の確立と境界のない情報流通を目指す技術コンソーシアムの「The Open Group」は先ごろ、クラウド・コンピューティングのエンドユーザーとプロバイダーが双方でクラウド・コンピューティングに対する理解を深めるための新たな委員会「Cloud Work Group」を設立する計画があることを明らかにした。
Cloud Work Groupには、米国IBMや米国Sun MicrosystemsなどのITベンダーのほか、製薬会社の米国Eli Lillyといった一般企業や、米国/英国の政府当局者も参加する予定だという。
今年に入り、クラウド・コンピューティングのフレームワーク策定などを目的とした委員会や組織は、続々と登場している。Cloud Work Group設立の目的についてThe Open Groupは、「詳細な技術情報よりも、エンドユーザーがクラウド・コンピューティングに要求することに焦点を絞り、理解を深めていく」とコメントしている。
The Open Groupでコラボレーション・サービス担当バイスプレジデント務めるデーブ・ラウンズベリー(Dave Lounsbury)氏は、「クラウド・コンピューティングの新技術に関しては、たとえ矛盾するようなものであっても、より多くの情報を集めることが業界にとって重要だ」と語る。企業のクラウド・コンピューティング導入/使用を多角的な側面からサポートするのが、The Open Groupの基本的な考え方だ。
「現在は、さまざまなタイプのクラウド・コンピューティング・モデルが登場している。エンドユーザーはそれらを試験的に導入し、自社にとって最適なモデルを模索している。Cloud Work GroupはエンドユーザーとITベンダーが、クラウド・コンピューティングの導入/活用について共通の理解を醸成する場を提供する。すべての組織が従うべき標準の策定などを目指す組織ではない」(ラウンズベリー氏)
The Open Groupではおよそ1年間前から、クラウド・コンピューティングに関するエンドユーザーの要求条件や、クラウド・コンピューティングを提供するITベンダー側の課題などについて議論してきた。とりわけ企業のIT部門からは、クラウド・コンピューティングを導入した際のセキュリティ確保について、情報を求める声が多く寄せられていた。
中でもエンドユーザーの負担を最低限に抑えつつ、どのように不正アクセスを防止するための身元確認/管理を行うかは重要な課題となっている。
「エンドユーザーもクラウド・コンピューティングを提供する側が導入を求める身元管理ツールを把握し、それを社内システムに統合する方法を理解しておく必要がある」(ラウンズベリー氏)
(Jon Brodkin/Network World米国版)



























