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Salesforce.com、新たな料金体系とクラウド型開発ツールを発表

新料金体系では経費精算など利用頻度の少ない用途でSaaSの普及をねらう
(2008年01月18日)

 米国Salesforce.comは1月17日、AppleのiTunesにならったログイン当たり0.99ドルの料金モデルを発表した。

 この料金モデルは、経費精算や休暇申請、社員採用などのように利用頻度が少なく、月額制の料金モデルにはなじまない分野において、SaaS(Software as a Service)の普及促進を図ることを目的としている。

 「休暇申請のような分野では、人事部門はSaaSをよく利用するかもしれないが、すべての従業員が毎日利用するわけではない。この料金モデルは、新しいユーザー層を想定したものだ」と、Salesforce.comのプラットフォーム製品マーケティング担当シニア・ディレクター、アリエル・ケルマン(Ariel Kelman)氏は語った。

 ログイン当たり0.99ドルの料金は1年間適用され、2009年からはログイン当たり5ドル(1ユーザー/1カ月当たりのログイン回数が5回までの場合)に値上げされる。

 また、Salesforce.comは、新しい「Force.com Cloud Computing Architecture」も発表した。これは、Webアプリケーションを分散運用するクラウド・コンピューティングの機能と柔軟性を企業が活用できるようにするもので、PaaS(Platform as a Service)型開発プラットフォーム「Force.com」の新料金モデル(2008年末までログイン当たり0.99ドル、以後ログイン当たり5ドル)と、新しい開発ツールとAPIのセット「Force.com Development-as-a-Service」を柱としている。

 Force.com Development-as-a-Serviceは、企業開発者がクラウド・コンピューティングをアプリケーション開発に容易に利用できるようにすることをねらっている。「Force.com Metadata API」、「Force.com Integrated Development Environment(IDE)」、「Force.com Sandbox」、「Force.com Code Share」などの開発ツールやコラボレーション・ツールで構成される。

 Nucleus Researchのリサーチ担当バイスプレジデント、レベッカ・ウェットマン(Rebecca Wetteman)氏は、Salesforce.comは、Force.comを企業にアピールするために必要な要素を加えようとしていると語った。

 「彼らのPaaSの目的は、開発者にオンデマンド・プラットフォームを提供することにある。コードを開発するためのAPIを用意し、開発者がコードの共有、管理、追跡を協力して行える環境を提供することは、企業ユーザーを引きつけるのに大きな効果がある」(同氏)

 Force.com Development-as-a-Serviceは、開発者向けプレビュー版が提供されている。正式版のリリース時期は明らかにされていない。

(Ephraim Schwartz/InfoWorld オンライン米国版)

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