デル、「OpenStack」ベースのクラウド・ソリューションを発表
OpenStack、デル製サーバおよびソフト、サービスで構成、IaaSの構築、運用に対応米国Dellは7月26日、オープンソースのクラウド・インフラ構築ソフトウェア「OpenStack」ベースのソリューション「Dell OpenStack Cloud Solution」を発表した。このソリューションは、ホスティング・プロバイダーやクラウド・サービス・プロバイダーなどがIaaS(Infrastructure-as-a-Service)の構築、運用に利用できるように設計されている。
Dell OpenStack Cloud Solutionは、OpenStack(Linux Ubuntu 10.10上で動作)、クラウドに最適化されたDellのサーバ「PowerEdge C」、Dellが開発したOpenStackインストーラ「Crowbar」、Dellおよび米国Rackspace Cloud Buildersが提供するサービスで構成される。またDellは、企業のクラウド設計に役立つリファレンス・アーキテクチャを提供する。
「顧客の環境の進化に合わせて、われわれは他の要素も追加できる」と、Dellのクラウド・マーケティング・ディレクター、ジョセフ・ジョージ(Joseph George)氏は語った。
DellがApache 2.0オープンソース・ライセンスで公開しているCrowbarは、多数のノードにわたるOpenStackのインストールと構成を自動化でき、BIOS構成、RAID構成、ネットワーク検出といったタスクに対応している。Crowbarにより、ユーザーは、「マルチノードOpenStackクラウドをベアメタル・サーバに非常に迅速に展開できる」と、ジョージ氏は説明した。Crowbarを使うことで、OpenStackの展開にかかる時間が1~2日から数時間に短縮されるとしている。
また、管理者はCrowbarをOpenStack管理ツールとして使い、ステータス監視、パフォーマンス・データ収集、アラーティングなどのタスクを実行できる。Crowbarのコードの一部は、オープンソース・ネットワーク管理プログラム「Naglios」と「Ganglia」のコードに基づいている。
「Crowbarは、環境の変化を検知できるほどインテリジェントであり、その変化に対応できる」とジョージ氏。例えば、ネットワークに新しいサーバが現れると、Crowbarは、そのサーバに必要なOpenStackソフトウェアを自動的にロードしたうえで、クラウドに組み込むという。
Crowbarは、主にDellのサーバをサポートするように設計されたが、モジュラ・プログラムとして作成されている。このため、サードパーティが独自の機能拡張モジュールを開発したり、Dell以外のメーカーのサーバに対応させたりすることが可能だ。
Dellは、Dell OpenStack Cloud Solutionを真っ先に購入するのは、通信会社などを含むホスティング・プロバイダーやクラウド・プロバイダーなどの企業だろうと予想している。「こうしたプロバイダー向けの市場では、OpenStackのようにきわめて柔軟でスケーラブルな技術が人気を呼びそうだ」とジョージ氏。Dell OpenStack Cloud Solutionでは、企業はテスト用に6ノード・インスタンスから運用をスタートし、クラウドで実行されるワークロードの増加に応じてノードを追加できるという。
OpenStackは、クラウド基盤を構築するためのオープンソース・ソフトウェア・セットで、OpenStackコミュニティは、NASA(米国航空宇宙局)や大手IaaSクラウド・プロバイダーのRackSpaceが中心となって運営している。
(Joab Jackson/IDG News Serviceニューヨーク支局)



























