アップルの無料クラウド・サービス「iCloud」、10月12日からスタート
有料の「iTunes Match」は米国で10月中に開始米国Appleは10月4日、米国カリフォルニア州クパティーノの本社で開催したイベント「Let's Talk iPhone」で、6月に発表した無料クラウド・サービス「iCloud」を10月12日から開始することを明らかにした。
iCloudは、あまり人気が出なかった同社の年間99ドルの「MobileMe」サービスに代わるもので、メール、連絡先、カレンダー、購入したコンテンツ(音楽、TV番組、アプリ、書籍)、写真、ドキュメント、バックアップのための中央オンライン・レポジトリを無料で提供する。さらに、Appleは、友人や家族などと自分の位置情報を共有するための新しいアプリ「Find My Friends」も発表している。
10月4日のイベントでは、同じく10月12日にリリースされる同社のモバイルOSの最新版「iOS 5」のプレゼンテーションに続いて、iCloudのプレゼンテーションが行われた。
iCloudで利用できる機能には、iOSデバイス用のシームレスな同期およびバックアップ、サーバから自分のすべてのデバイスへの連絡先、カレンダー、メール、メモ、リマインダのプッシュ配信、iTunesで購入したコンテンツへのリモート・アクセスなどがある。
補完サービスの「iTunes Match」も年間約25ドルで提供される。このサービスでは、iTunesから購入したものではない音楽も含めて、自分の音楽ライブラリ全体にアクセスできる(保存できる楽曲は最大2万5,000曲、利用できるデバイスは10台まで)。
また、iCloudには、以前はMobileMeサービスの機能だった(のちに、Apple IDを持つユーザー全員に開放された)「Find My iPhone」が統合されている。Find My iPhoneは、紛失したデバイスをほかのデバイスから、あるいはコンピュータからicloud.com経由で地図上で見つけて、画面にメッセージを表示したり、デバイスをロックしたり、デバイスの内容を消去したりできるもので、OS X Lionが動作する紛失したMacを見つける機能も新たにサポートされている。
位置情報を利用する新しいiOSアプリであるFind My Friendsでは、家族や友人など特定の相手と位置情報を永続的に、あるいは一定期間だけ共有し合うことができる。位置情報共有は、プライバシー管理機能を使って有効化、無効化、または制限でき、これらの機能はすべてペアレンタル・コントロールの対象となっている。
iCloudは、10月12日から登録してアカウントが取得できるようになる。iCloudアカウントでは最大5GBの無料ストレージを利用でき、容量を増やすオプションが有料で提供されている。
既存のMobileMeユーザーはアカウントをiCloudに切り替えることができるが、MobileMeサービスが打ち切られる2012年6月30日まで、MobileMeアカウントを使い続けることもできる。
iTunes Matchサービスはまず米国で10月末までに開始される。
(Serenity Caldwell/Macworld.com)



























