アマゾンAWS、業務処理自動化サービス「Simple Workflow Service」を発表
複雑な業務処理の連携を簡素な自動化システムで管理
米国Amazon.com傘下のAmazon Web Services(AWS)は2月22日、企業の業務処理を自動化するサービス「Simple Workflow Service(SWF)」のベータ版を追加したと発表した。同サービスは、クラウドでもオンプレミスのシステムでも利用できる。
SWFは、開発者が業務処理における各ステップの実行やタスクの連携といった作業を、思いどおりに管理することを可能にする。その際、作業の進展をたどったり、アプリケーションの状態を維持するといった複雑な管理作業に悩まされることがないよう、シンプルに設計されているという。
現在はまだベータ版だが、すでに画像処理や動画のエンコーディング、設備のプロビジョニング、業務処理管理などのアプリケーションの構築に実用されている。Amazon自身のほか、米国NASAのジェット推進研究所もSWFの利用企業に名を連ねる。
ワークフローには異なる複数のタスクが存在し、各ステップを連携させる必要がある。例えば、画像処理のワークフローには、アップロードされた画像ファイルを受理→ファイルの保存→分類→画像フォーマットやサイズの認証といった複数の処理ステップを必要とする。
Amazonの説明によると、SWFシステムの構成要素には、アプリケーション内で各タスクの作業を実行するコンポーネントである「ワーカー(workers)」および、タスクの連携を行う「ディサイダー(deciders)」が存在する。SWFはワーカーとディサイダー間のやりとりを橋渡しする役割を担うという。
また、AWSのAPIを利用してSWF上でやりとりを行うかぎり、開発者はどのプログラミング言語を用いても構わない。SWFはクラウド環境、社内のオンプレミス環境、あるいは双方が混在する場合でも利用可能だ。
AmazonはSWFをさらに簡素化するため、「AWS SDK for Java」の一部である「AWS Flow Framework」を開発した。また、Amazon Web Servicesの管理コンソールにも、SWFのフル・サポートが含まれるという。
同社は企業に対し、SWFの試用を無償提供している。無料使用枠では、1ヶ月につき1,000件のワークフローと1万件のタスクを新規に設定することができ、ワークフロー稼働日数の上限は3万日分までとなっている。(価格設定ページ参照:http://aws.amazon.com/swf/pricing/)
SWFは現在米国東海岸でのみ提供されているが、AmazonのWebサイトに掲載されたFAQによると、近くほかの地域でもサービスを開始する予定だという。
(Mikael Ricknäs/IDG News Serviceストックホルム支局)



























