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ヴイエムウェア、次期VMware ESXiを無償提供へ

競合他社からの追い上げを受けて決断
(2008年07月23日)

 米国VMwareは7月22日、同社のサーバ仮想化ソフトウェア「VMware ESX Server」の組み込み版である「VMware ESXi」を無償提供する方針を明らかにした。米国Microsoftをはじめとするライバル各社の激しい追い上げを受けての決断という。

 VMwareのポール・マリッツ(Paul Maritz)氏は22日、2008年度第2四半期(6月30日締め)の決算発表会見で、約2週間後にリリース予定のVMware ESXiの次期バージョンを無償で提供すると発表した。ESXiはOSをサーバ・ハードウェアから分離し、1台の物理サーバで複数のOSを実行できるようにするためのベーシックなハイパーバイザ製品だ。

 Maritz氏によると、すでに低価格の同製品をさらに無償で提供するという今回の決定は、仮想化製品やネットワーク・インフラ製品の多様化を進めるうえで、自社の製品をより多くの企業に利用してもらいたいとの考えからという。

 VMwareのビジネスは仮想化技術を基盤としているが、Microsoftなどのライバル各社が仮想化技術のコモディティ化を進めるなか、VMwareはかつてないほど厳しい競争に直面している。

 ちなみに、Maritz氏はMicrosoftの元幹部である。VMwareでは、同社の共同創設者で元CEOのダイアン・グリーン(Diane Greene)氏が2週間前に突然解任され、その後任としてMaritz氏がCEOに就任した(関連記事)。

 Maritz氏はMicrosoftについて、「強敵ではあるが、無敵というわけではない」と語っている。「Microsoftには長期持久戦を戦う余裕がある。だが、仮想化市場においてVMwareがそうであるように、ほかの企業がすでに大きなリードを取っている市場においては、いくらMicrosoftであっても追いつくのは難しいはずだ」(同氏)

 VMwareは第2四半期決算で4億5,600万ドルの売上高を計上した。前年同期比で54%の増加となったが、米国Thomson Financialがまとめたアナリストの事前予測の4億5,860万ドルを下回った。一方、非GAAP(一般会計基準)ベースの純利益は9,200万ドル(希薄化後1株当たり0.23ドル)で、アナリストの予測にほぼ一致する結果となった。

 決算発表後の時間外取引で、VMwareの株価は14%以上下落し、32.50ドルで取り引きされた。

(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)

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