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仮想化

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AMDとレッドハット、AMD-Intelサーバ間の仮想化ライブ・マイグレーションに成功

レッドハットの仮想化ソフトを使い、異種環境下の仮想マシンを動的移行
(2008年11月07日)

 米国AMDとRed Hatは11月6日、物理サーバ間で仮想マシンを動的に移行させる「ライブ・マイグレーション」のデモを実施したと発表した。同社製プロセッサ搭載サーバとIntelプロセッサ搭載サーバの間で、Red Hatの仮想化ソフトウェアによるライブ・マイグレーションに成功したとしている。

 仮想環境向けの管理ツールが着実に進歩しているにもかかわらず、AMDとIntelのプロセッサをそれぞれ搭載した物理サーバ間のライブ・マイグレーションは極めて不十分なステータスにとどまっている、というのが実情だ。このことは、多くの企業が仮想化技術の導入に二の足を踏む理由の1つにもなっている。


YouTubeにポストされたデモのもよう

 ライブ・マイグレーションが困難なことは大きな問題だが、ライバル関係にあるAMDとIntelの協力が得られなければ、仮想化ソフト大手のVMwareですらこの問題を解決するのは難しい。ところが、Intelはこれまでのところ、この問題にさほど大きな関心を示していない。

 両社プロセッサ間でライブ・マイグレーション機能が問題なく利用できるようになれば、たとえIntelプロセッサ搭載サーバに障害が発生しても、そこで動いていた仮想マシンをAMDプロセッサ搭載サーバに動的に移行し、仮想マシン上のアプリケーションを中断することなく使い続けることができる。またこの機能は、物理サーバのワークロードを均一化したり、アップグレードを実施したりする際にも重宝する。

 VMwareの仮想化ハイパーバイザは以前からライブ・マイグレーション機能をサポートしているが、ライバル製品の「Microsoft Hyper-V」はこの機能を搭載していない。Microsoftでは、今後投入するHyper-Vの新バージョンで同機能をサポートすると説明している。

 11月6日にAMDが実施したデモは、Intel Xeon DP Quad Core E5420搭載のサーバから、AMDが開発しているクアッドコアCPU(開発コード名:Shanghai)を搭載したサーバへと、仮想マシンを動的に移行させるというもの。仮想化ハイパーバイザにはRed Hatのオープンソース製品が使用された。

 デモのもようはYouTubeのサイトで閲覧することができる。

 AMDでコマーシャル・ソリューションおよびソフトウェア戦略担当ディレクターを務めるマーガレット・ルイス(Margaret Lewis)氏は、次のような声明を発表した。「開発には困難がつきまとうが、Red Hatとともにこの機能が実現可能であるということを実証できたのは喜ばしい。当社は、技術分野のパートナーだけではなく、競合企業との間でも協力関係を築き、IT業界のニーズに対応できるソリューションを市場に投入するべく全力で取り組んでいる」

 AMDは財務面で困難な状況にあり、Red HatのほうもかねてからVMwareによる買収の可能性が取りざたされている。だが、今回のデモは、これとは別の意味で、仮想化コミュニティにおける両社への注目度を高めたと言えそうだ。

(Laurianne McLaughlin/CIO.com)

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