ヴイエムウェア、仮想化プラットフォーム新版「VMware vSphere 4.1」を発表
スケーラビリティ拡張とパフォーマンス向上、管理ツール追加やSMB向け製品拡充も米国VMwareは7月13日、仮想化プラットフォームの新版となる「VMware vSphere 4.1」を発表した(日本法人も14日に発表)。新たなメモリ管理技術の採用やリソース・プール機能の改良などにより、クラウド・コンピューティング基盤としての性能強化が図られている。
2009年4月に発表された前バージョン(vSphere 4.0)と比較して、vSphere 4.1ではスケーラビリティが大幅に拡張された。1クラスタあたりの仮想マシン数は最大3,000台で、前バージョン(vSphere 4.0)比で2倍以上の規模を実現。同様に、管理ツール「vCenter Server 4.1」1インスタンスが管理できるホスト(物理マシン)数は最大1,000台、仮想マシン数(パワーオン状態)は最大1万台と、どちらも3倍以上の拡張性を備えているという。
パフォーマンス面では、新たに「メモリ圧縮」技術を採用することでメモリ競合の発生を抑え、従来実装比で最大25%のパフォーマンス向上を実現している。ちなみに、このメモリ圧縮技術の導入により、仮想マシンの統合率も向上したとしている。
また、ネットワークおよびストレージI/Oにも新しい制御システムが導入され、設定した優先度に基づいて各仮想マシンにリソースを割り当てることができるようになった。さらに、「vMotion」の同時処理数が最大「8」に増えており、仮想マシンの移行処理自体も高速化しているという。
管理ソリューションである「VMware vCenter」の製品ポートフォリオには、親会社の米国EMCから買収した管理製品群「Ironix」の一部が新たな名称で組み込まれた(日本国内での販売は2011年内を予定)。具体的には、ポリシー・ベースのコンプライアンスを実現する構成変更管理ツール「vCenter Configuration Manager」、アプリケーション間の依存関係を自動かつ正確にマッピング/可視化し、ビジネス上重要なアプリケーションを仮想化環境で確実に実行する「vCenter Application Discovery Manager」の2つが追加された。
なお今回、2010年9月以降、vCenter製品に「仮想マシンあたり」のライセンス・モデルが導入されることも発表されている。物理ハードウェア数に依存しないため、ヴイエムウェアは「ソフトウェアにかかるコストと得られるメリットとをより正確に対応付けられる」と述べている。
また同日、ヴイエムウェアは中堅中小企業向けの仮想化製品を拡充し、価格設定を改訂することも発表している。アプリケーション数が30以下の小規模企業向け「vSphere 4.1 Essentials」を1CPU当たり約1万円で提供するほか、「vSphere 4.1 Essentials Plus」および「Standard Edition」にライブマイグレーション機能(vMotion)を追加する。
(Computerworld.jp)



























