オラクル、レガシーJVM「JRockit」を無料化
企業買収を経て現在所有する複数のJVMを統合する計画の一環米国Oracleは昨年9月に約束したとおり、レガシーJava仮想マシン(JVM)「JRockit」を個人利用や企業の社内利用向けに無償提供し始めた。
同社のJRockitプログラム・マネジャーであるヘンリク・スタール(Henrik Stahl)氏が、JRockitの無償提供開始を発表したと、ブログ記事で明らかにした。しかしOracleは、JRockitのソースコードをオープンソースとして公開することはしない。
このエンタープライズJavaランタイム・ソフトウェアの無料化は、2008年のBEA Systems買収と2010年のSun Microsystems買収を経て、Oracleが現在所有する複数のJVMを統合する計画の一環だ。
JRockitはBEA Systemsが開発し、Oracleが後に自社のミドルウェア・スタック「Fusion」に組み込んだ。JRockitは、高度な管理コンソールや強力な診断ツール・セットなど、企業向け機能を多数備えている。
Oracleは2010年のJavaOneカンファレンスで、「JRockitとSun JVMの最良の部分を統合する作業に着手しており、その成果物のコードをOpenJDKパッケージでオープンソースJVMとして公開する」と発表していた。またOracleは、同社のJava Standard EditionのレガシーJVMに含まれる技術「HotSpot」もOpenJDKに統合している。
JRockitソフトウェアは現在、個人利用や企業の社内利用向けに無料で提供されている。同ソフトウェアの使用条件は、Sun Binary Code Licenseに若干変更を加えた新しいライセンスで規定されている。JRockitはOracle Technology Networkからダウンロードできる。
なお、遅延が少ないJRockitのリアルタイム・エディションは、無料パッケージに含まれず、今後も有料で販売される。
(Joab Jackson/IDG News Serviceニューヨーク支局)



























