まだまだ終わらない! サーバ仮想化競争 |仮想化|トピックス|Computerworld

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仮想化

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【解説】

まだまだ終わらない! サーバ仮想化競争

VMware、Microsoft、Citrix … 結局だれが勝者なのか?
(2011年02月09日)

VMwareは、長らくx86サーバ仮想化分野の王座に座り続けてきた。競合他社が企業向け市場のシェアを獲得しようとしても、この市場を開拓したVMwareの壁は高かった。しかし、ITエグゼクティブがサーバ仮想化をデータセンターのコスト削減手段としてだけではなく、クラウド・コンピューティングを実現するための基本的なテクノロジーと認識するようになるにつれ、MicrosoftやCitrix Systemsをはじめとする競合はVMwareからじわじわとシェアを奪い始めつつある。

多くのベンダーが 新たな仮想化ワークロードを狙っている

 VMwareは2001年に同社初のx86サーバ向けの仮想化製品をリリースした。オープンソースの仮想化ハイパーバイザ(Hypervisor)である「Xen」の商用版が市場に出回ったのはその数年後、Microsoftが「Hyper-V」をリリースしたのはさらに遅く、2008年のことだ。

 他社よりもかなり早くスタートを切ったVMwareは、特にデータセンター資産の統合によってコストを節約し、サーバの利用効率を高めたいと考えていた大企業を中心に顧客を増やしていった。

 VMwareのシェアは、仮想化技術に対する関心が高まるのに比例して拡大したのである。研究者らの見積もりによれば、2008年初頭には、少なくとも50%から最大80%の企業顧客がVMwareのハイパーバイザを利用していたという(画面1)。

画面1:VMwareは早くからx86サーバ向けの仮想化製品をリリースし、2008年初頭には、少なくとも50%から最大80%のシェアを獲得していたという

 すでにVMwareのハイパーバイザが高い利用率を誇っているにもかかわらず、仮想化競争が終わる気配はまったくない。過去数年間で仮想化の適用範囲は著しく広がったが、それでもまだ仮想化可能なワークロードは大量に残っている。

 2009年末の時点で、仮想化できるデータセンターのワークロードのうち、実際に仮想化されたものの割合はわずか18%にすぎなかったと、調査会社のGartnerは述べている。この数値は、2012年末までに50%を超える見込みであるという。

 さらに、Microsoft、Citrix(2007年にXenSourceを買収)、Oracle(2009年にVirtual Ironを買収)、Parallels、Novellといった多くのベンダーが“鵜の目鷹の目”で新たな仮想化ワークロードを狙っており、仮想化環境の管理機能や自動化技術、ベンダー提携などを武器に自社製品をより魅力的に、より際だった存在にしようと腐心している。

 こうした戦術は、まさに時宜を得ているといえよう。今日のITバイヤーたちは仮想化技術について熟考するようになっており、単に仮想マシンを作り出すだけのハイパーバイザ以上のものを希望しているからだ。

 ITチームは、x86環境からメインフレームにまでさかのぼって使用されている仮想サーバ技術を管理できるツールを必要としている。このツールは、マルチ・プラットフォーム・ハイパーバイザを包括的に扱うことができ、なおかつ、物理マシンと一貫して連携するものでなければならない。さらには、セキュリティ、モニタリングのほか、ビジネス継続性を保つリアルタイム・マイグレーション機能なども望まれている。

 企業はこれまでの経験から、仮想マシンの設定を慎重に追跡調査していけば、ビジネス・ポリシーを遵守し、仮想マシンの無秩序な拡散を防げるということ学んでいる。自社のITインフラストラクチャをクラウド・コンピューティングに即時対応させられるように準備している場合は、とりわけそうしたプロセスが重要になる。

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