インテル、キューロジックのInfiniBand事業資産を1億2,500万ドルで買収へ
エクサスケール・コンピューティングの実現に向けてHPC製品を強化米国Intelは1月23日、米国QLogicからInfiniBand事業の製品ラインと関連資産を買収することで同社と合意したと発表した。Intelはこの買収を、エクサスケール・コンピューティングを実現するシステムに必要なストレージおよびサーバ帯域の提供につなげたい考えだ。
QLogicは1月23日付けの声明で、Intelへの売却額が1億2,500万ドルで、現金で支払いを受けることを明らかにしている。この取り引きは、慣例的な完了条件を満たしたうえで今四半期に完了する見通しだ。
InfiniBandは、サーバ間やストレージ・システム間の高速接続を実現するネットワーキング技術。今回の買収は、Intelがネットワーキング・ポートフォリオを拡充し、プロセッサ性能やサーバ性能の向上に合わせてシステムの内部帯域幅を広げるのに役立つ見込みだ。
Intelは、スーパーコンピュータの高速化に必要な新しいプロセッサや機器を投入している。同社は2018年までに、スーパーコンピュータが現在の最速機の約100倍に当たる1エクサFLOPS(1秒間に100京回の浮動小数点演算が可能)の性能を達成できるようになることを期待している。
Intelのデータセンターおよびコネクテッド・システム・グループ担当ゼネラル・マネジャー、カーク・スコーゲン(Kirk Skaugen)氏は、「QLogicの技術とノウハウは、このビジョンの実現に必要となるスケーラブルなシステム・ファブリックを提供するための重要な資産になる」と声明で述べている。
QLogicは、InfiniBandアダプタ、スイッチ、ソフトウェアなどの製品を提供している。InfiniBand事業の製品ラインと関連資産の売却に伴い、QLogicはコンバージド・ネットワーキング、Ethernet、SAN製品に集中すると、声明で述べている。
Intelはデータセンター向け製品の拡充を進める中で、ネットワーキング・ポートフォリオを構築してきた。昨年7月には、ファブレス半導体企業のFulcrum Microsystemsの買収を発表している。Fulcrumは、10Gbps Ethernet(10GbE)や40Gbps Ethernet(40GbE)スイッチ用の半導体の設計を手がけていた。
IntelがQLogicのInfiniBand資産を買収するのは理にかなっていると、米国ZK Researchの主席アナリスト、ズース・カーラバラ(Zeus Kerravala)氏は語った。
InfiniBandは、ネットワークとコンピュータを高度に統合する技術であり、Intelはハイパフォーマンスおよびクラスタ・コンピューティングの顧客向けの製品を拡充できる。
「InfiniBandは、高成長市場ではないと思う。だが、広く定着しており、今後もそうだろう」(カーラバラ氏)
Intelによると、InfiniBand事業に携わるQLogicの多くの従業員がIntelに移籍する見通しという。
(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)

























