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EMC、重複除外ストレージのミッドレンジ・モデルなど3種類の新製品を発表

新モデル「DD670」は従来より2倍高速、物理容量は最大76TB
(2010年07月28日)

 米国EMCは7月19日、3種類の新製品を発表した。発表されたのは、重複除外ストレージ・システム「Data Domain」のミッドレンジ・モデル「Data Domain DD670」、メインフレーム用仮想テープ・ライブラリに重複除外機能を付加する拡張オプション「Deduplication Storage Expansion」、仮想テープ・ライブラリの新シリーズ「Disk Library 5000シリーズ」だ。


重複除外ストレージ・システムのミッドレンジ・モデル「Data Domain DD670」

 Data Domainの新モデルのDD670は、インライン重複除外スループットが最大5.4TB/時となっており、同社として過去最速のデータ圧縮が可能。

 DD670は物理容量が最大76TB、論理容量が2.7PBで、使われているファイルやブロック・レベル・データのタイプに応じてデータを最大50分の1に縮小できる。

 また、DD670では、最大90カ所のリモート・オフィスにあるData DomainシステムからのレプリケーションをWAN経由で受けることもできる。既存のData Domain DD630では、最大60カ所に対応していた。

 「多数の支店がある銀行を例に取ろう。各支店でローカルのバックアップ、リカバリに加えてディザスタ・リカバリの仕組みも必要になる」と、EMCのバックアップ・リカバリ・システムのプロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクター、シェーン・ジャクソン(Shane Jackson)氏は語った。

 「Data Domainのこの機能により、ディザスタ・リカバリ対策として、各支店のシステムから中央データセンターにレプリケーションを行える」(同氏)

 DD670の基本モデルは、2U(3.5インチ)ラックマウント・シャーシに12TBのディスク容量を備え、1TBまたは2TB SATAドライブの拡張シェルフをサポートする。ただし、使われるドライブにかかわらず、基本モデルの容量は12TBとなる。

 DD670はさまざまなアプリケーションやファイル転送プロトコルをサポートする。例えば、NFS(Network File System)、CIFS(Common Internet File System)のほかSymantec OpenStorage、EMC Data Domain Boostなどが1Gbpsまたは10Gbps EthernetやFibre Channel接続で利用できる。

 8Gbps Fibre Channel接続オプションもサポートされており、このオプションはDD880でも利用できる。DD670の価格は11万ドルから。

 一方、Deduplication Storage Expansionオプションは、メインフレーム用仮想テープ・ライブラリ「Disk Library for Mainframe」ファミリの「DLm960」モデルに対応する。重複除外ストレージ・システム「Data Domain DD880」をベースとするこのオプションにより、メインフレームのバックアップやアーカイブ作成の際のデータ転送量を削減できる。

 Deduplication Storage Expansionを適用したDLm960は、バックアップを行うアプリケーションからはテープ・ライブラリのように見える。仮想テープ・エンジン(VTE)を2〜6台搭載でき、最大12のFICON接続をサポートする。

 データ・スループットは4.3TB/時で、物理マシンごとに最大3.5TBのデータを保存できるが、論理容量は最大3.5PBに上る。また、ディザスタ・リカバリのためにリモートのDLm960間でWANを介してレプリケーションを行うこともできる。

 DLm960では、Serial ATA(SATA)ドライブを採用し、RAID 6の保護機能を適用している。

 また、仮想テープ・ライブラリ・バックアップ/リストア・ソリューションの新シリーズであるDisk Library 5000シリーズは、8TB〜1.4PBの容量を利用でき、論理容量は最大2.8PBとなっている。平均データ圧縮率は2分の1で、最大10.2TB/時のパフォーマンスを実現する。

 Disk Library 5000シリーズは、「Disk Library 5100(DL5100)」と「Disk Library 5200(DL5200)」の2モデルが用意されている。DL5100は1つ、DL5200は2つのディスク・ライブラリ・エンジンを持ち、いずれもバックエンドでClariion CX4アレイを使用する。

 このディスク・ライブラリ・エンジンは、Intel Xeonプロセッサ5500シリーズをベースにしており、新しいハードウェア圧縮カードと3基の8 Gbps Fibre Channelポートを備える。デュアル・エンジンのDL5200は、アクティブ・エンジン・フェールオーバーをサポートし、高い可用性を実現している。

 Disk Library 5000シリーズには他のDisk Libraryシリーズと同様に、省電力化やハードディスクの長寿命化につながるディスクのスピンダウンなどの高度な仮想テープ機能が搭載されている。

 Data Domain DD670、2TBドライブの拡張シェルフ、DLm960用のDeduplication Storage Expansionオプションは、第3四半期に発売される。DL5100とDL5200は発表と同時に発売された。DL5100の価格は20万4,000ドルから、DL5200の価格は39万ドルから。

(Lucas Mearian/Computerworld米国版)

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