ソニックソフト、BPEL対応のESB「Sonic ESB 7.5」を出荷
「セマンテック・データ統合」を実現する新製品も発表ソニックソフトウェアは5月30日、SOAベースのシステム/アプリケーション統合を可能とするESB(Enterprise Service Bus)製品の新バージョン「Sonic ESB 7.5」を販売開始した。
「Sonic ESB 7.5」は、物理的に分散したシステム/アプリケーションの統合基盤となるESB製品。今回のバージョンアップでは、WS-BPEL(Web Services Business Process Execution Language)2.0をサポートする「Sonic BPEL Server」が提供されたことが最大の強化ポイントとなる。
WS-BPEL 2.0は、OASISが標準化作業を進めるビジネス・プロセス実行言語の最新バージョンで、複数のWebサービスを組み合わせたビジネス・プロセスのフローをXMLで記述し、実行する。ESB上でSonic BPEL Serverは、1つのサービスとして配置され、複数のサービスを連携させるサービス・オーケストレーションを行う。
BPELに対応したことでSonic ESB 7.5は、標準ベースの技術でビジネス・プロセスを記述/実行することが可能となった。ただし、BPELは、外部とのインタフェースにWSDL(Web Services Description Language)を用いたサービスのみを対象とするため、WSDL対応が難しいシステム/アプリケーションはSonic ESB 7.5側でサービス化を行うことで、BPELによるオーケストレーションを可能とする。
ESBによる統合とBPELによるオーケストレーションを併用することで、BPELで連携されたサービスに対して、分散環境の集中管理や分散プロセス・デバッグといったSonic ESB 7.5の機能を利用可能となり、BPEL単独の場合に比べて管理性を向上できる。また、基本的にハブとして機能するBPELサーバは処理の集中でオーバーヘッドが発生しやすいが、Sonic ESB 7.5による分散環境上でBPELを実行することでオーバーヘッドを回避できる。
ほかにも、Sonic ESB 7.5では、SOA管理/ガバナンス製品「Actional」との統合が図られている。Actionalは、SOA環境の可視化を行い、ボトルネックやサービス・レベル/ポリシーの違反などを自動検出する機能を提供する。今回、Sonic ESB 7.5のコンテナにAcitonalエージェントが標準搭載された。
また、ソニックソフトウェアは同日、セマンテック・データ統合を行う新製品「DataExtend SI(Semantic Integrator)」もリリースした。セマンテック・データ統合とは、システム/アプリケーション間でやり取りされるデータ・モデルの意味的な整合性を確保するための技術。
従来のESB環境においては、データ・モデルが異なるサービス間でメッセージをやり取りするたびにデータ・モデルの変換処理が発生していた。DataExtend SIでは、共通辞書と変換テーブルを一元化することでデータ・モデルの統一化を行い、異なるデータ・モデルを持つサービス連携の効率化を図る。なお、Sonic ESB 7.5上で利用する場合には、同製品も1つのサービスとして機能する。
(大川 泰/Computerworld)



























