国家海洋大気局、マッシュアップを使った自然資源関連ポータルを開設
自然資源に影響を及ぼす各種人的要因データを集約米国国家海洋大気局(NOAA)は6月17日、Web 2.0のマッシュアップ技術を利用した新しいポータルを開設した。ユーザーはこのポータル上で、検索エンジンがアクセスできない連邦政府機関および民間のWebサイトとデータベースに含まれる自然資源関連のデータにアクセスできる。
NOAAコースタル・サービス・センターのヒューマン・ディメンション・スペシャリスト、ハンセ・ゴールドクルーク氏は、「HD(Human Dimensions).gov」と名付けられた同ポータルについて、米国の自然資源に影響を及ぼす人的要因に関する各種情報源のデータを閲覧できるものと説明する。
「さまざまなサイトの情報を1カ所に集約するとともに、個々の情報を、そのソース・サイトのURLとともに提供している」(ゴールドクルーク氏)
HD.govプロジェクトには、学術機関、政府機関、民間組織など150組織が参加している。同じくNOAAのヒューマン・ディメンション・スペシャリスト、トム・フィッシュ氏は、このポータルではユーザーがデータ収集のさまざまな障害を克服できるように、マッシュアップ技術を利用していると付け加えた。同氏はそうした障害の1つとして、重要なデータを含む多くのデータベースが既存の検索エンジンからアクセスできるようになっていないことを挙げている。
フィッシュ氏によると、NOAAではカポー・テクノロジーズの「Mashup Server」を利用して、さまざまなデータベースやWebサイトのユーザー・インタフェースにポータルからアクセスできるようにしている。また、プロジェクト参加者の側も、マッシュアップを利用することで、データベースなどに含まれる情報にポータルからアクセスすることが可能だという。
カポー・テクノロジーズでは、ビジュアル・スクリプティング・エンジンを使ってデータ・ソースを再利用可能にしている。このエンジンは、データベースやWebサイトのAPIを、WebサービスやRSS、ATOM、RESTといった業界標準技術でラップするものだ。
カポーは6月11日、Mashup Serverの2つの新エディションを発表した。1つは、RSSおよびRESTサービスをベースに新タイプのアプリケーションを作成できるようにしたエディションで、もう1つは、ECM(エンタープライズ・コンテンツ管理)システムへのコンテンツの統合を容易にしたエディションだ。
NOAAのゴールドクルーク氏によると、NOAAはこれから6〜8カ月をかけて、Mashup Serverの新機能を利用してHD.govのユーザーが情報源の更新情報を購読できるようにする計画だ。情報源はRSSを使い、情報の更新時にユーザーに電子メールで自動的に更新通知を送信するという。
(ヘザー・ヘイブンステイン/Computerworld オンライン米国版)



















