EMC、Apache HadoopベースのBIソフトとアプライアンスを発表|企業内情報活用|トピックス|Computerworld

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【EMC World 2011】

EMC、Apache HadoopベースのBIソフトとアプライアンスを発表

新興企業と提携し、“Big Data”のデータ分析ソフト/ハード事業を推進
(2011年05月10日)

「EMC Greenplum HD」のロゴマーク。Apache Hadoopと同じく、キャラクターに象を起用

 米国EMCは5月9日、大量のデータに対応するオープンソース分散処理フレームワーク「Apache Hadoop」をベースにしたビジネス・インテリジェンス(BI)ソフトウェア「EMC Greenplum HD Community Edition」、「同 Enterprise Edition」、さらに構造化/非構造化データに基づくビジネス分析専用のHadoopアプライアンス「Greenplum HD Data Computing Appliance」も発表した。いずれも2011年第3四半期のリリース予定。

 これらの発表は、米国ラスベガスで開催のユーザー・カンファレンス「EMC WORLD 2011」で行われた。

 ソフトウェア2製品のサービス契約内容には、導入支援、トレーニング、グローバル技術サポートが含まれている。

 Greenplum HD Community Editionは、ダウンロード可能な無料ソフトウェア・スタックだ。Hadoopをベースにしており、バーチャル・マシン上で動作するように最適化されている。

 一方、Greenplum HD Enterprise Editionは企業データセンター向けに設計されており、ノード障害の自動検知/通知によるフォールト・トレラント機能、マルチサイト管理機能、スナップショットや広域レプリケーションといったデータ管理機能を備えている。

 また、データベースからデータを簡単にロードする機能や、ネイティブNFSインタフェースでのアクセスも提供する。

 EMCは、同社のHadoop製品は、標準のApache Hadoopと比べて2〜5倍のパフォーマンスを発揮するとしている。

 EMCは2010年秋に米国Clouderaと、同社のHadoopベースのデータ管理ソフトウェアおよびサービスの利用で提携している。

 だが、2010年にEMCに買収されたGreenplumの共同創業者で、現在はEMCでデータ・コンピューティング部門 製品担当副社長を務めるスコット・ヤラ(Scott Yara)氏は、「EMCはパートナーの米国MapR Technologiesとともに“新たな方向”に進んでいる」と語った。MapRはこの2年間、技術開発を行ってきた新興企業。

 MapRは、Hadoopの備える分散ファイル・システム「Hadoop Distributed File System(HDFS)」に代わるプロプライエタリな技術を開発した。この技術により、既存のHDFSを代替できるという。

 MapRのCEO、ジョン・シュローダー(John Schroeder)氏は、Hadoopで使われるMapReduce技術のMapRバージョンは、現行のHadoopの場合と比べて、はるかに高速にデータ分析結果を返し、より少数のマシンでより大規模なデータ・セットを管理できると述べた。

 「われわれの技術は、クラスタのサイズを小さくすることができる。これはTCOの大幅な削減につながる」(シュローダー氏)

 EMCのデータ・コンピューティング部門のCTO、ルーク・ロナーガン(Luke Lonergan)氏(Greenplumの共同創業者)は、EMCは数十社のリセラーと連携して、MapRのHadoopソフトウェアを顧客に提供することに取り組んでいると付け加えた。この販売チャネルは、第2四半期中に始動する見通しだ。

 現在のところGreenplum HD Enterprise Editionの価格は発表されていない。

 調査会社の米国Evaluator Groupのシニア・パートナー、ジョン・ウェブスター(John Webster)氏は、EMCの声明で次のように述べている。「Hadoopは、従来のデータ・ウェアハウジングからビッグ・データ分析への転換を牽引している。EMCのHadoopに基づく事業戦略は、企業ユーザーのためにHadoopの効率と信頼性を高め、Hadoopを、企業にとって必須のリアルタイム分析ツールにすることを目指している」(同氏)。

 一方、2種類のGreenplum HDソフトウェアとともに発表されたアプライアンスは、既存製品である「Greenplum Data Computing Appliance
」をアップデートしたもので、企業がBI技術を簡単に導入できるようにすることを目的としている。

 Greenplum HD Data Computing Applianceは、Intel x86サーバをベースに、Greenplumが開発した構造化データベースとオープンソース版のHadoopが組み合わされている。旧モデルはSun Fire x64サーバをベースとしていた。

 発表では同アプライアンスは多数のノードとしてスケールさせることが可能だと説明されたが、EMCは具体的な詳細を明らかにしなかった。ヤラ氏は、同アプライアンスは2011年の第3四半期に出荷される予定であると述べた

(Lucas Mearian/Computerworld米国版)

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