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【Net Applications調査】

Firefox 3の投入でモジラが市場シェア伸ばす――先週末時点で19.1%を占有

調査会社は「2重カウントの可能性も。過大評価しないように」と呼びかけ
(2008年06月24日)

 米国Net Applicationsは6月23日、米国MozillaのWebブラウザ「Firefox」がブラウザ市場でシェアを伸ばしたと発表した。先週、Mozillaが最新バージョンの「Firefox 3」をリリースしたことで、ライバルのMicrosoftのInternet Explorer(IE)やAppleのSafariのシェアを一部奪った形となった。

 Net Applicationsのマーケティング担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、ビンス・ビザカーロ(Vince Vizzaccaro)氏によると、先週末時点でのFirefoxのシェアは19.17%で、5月の18.41%と比べて0.76%増加したという。

 Firefoxのシェア増加分の大半はIEから奪ったものと見られているが、Safariも若干シェアを減らしている。Vizzaccaro氏によると、IEのシェアは5月の最終値よりも0.8%減って72.95%に、Safariは0.1%減って6.15%になったという。一方、Opera 9.5をリリースして間のないOpera Softwareのシェアは、5月の0.71%から若干増えて0.75%となった。

 しかし、Vizzaccaro氏は、「Firefoxのシェアは伸びたが、不自然に高い数字ではないかと思う」と述べ、先週末のデータを過大評価しないよう呼びかけている。Net Applicationsのユニーク・ビジター集計方法では、一部のビジターが2重にカウントされた可能性もあるからだ。例えば、Firefox 2を使ってNet Applicationsの監視対象となっているサイトを訪れたユーザーが、Firefox 3をダウンロードしてインストールし、その日のうちに同じサイトを訪れた場合、そのユーザーは2重にカウントされてしまうという。

 Vizzaccaro氏は、Firefoxのシェアを正確に把握するには数週間かかるとの見通しを示している。

 Net Applicationsは、およそ4万のビジネスWebサイトのトラフィックを監視し、ブラウザの市場シェア・データを集計している。

 Mozillaが6月17日にリリースしたFirefox 3は、出荷後24時間で830万本以上がダウンロードされた(関連記事)。米国東部夏時間の6月23日午後1時現在、Firefox 3のダウンロード数を示すMozillaのカウンターは1,790万となっている。

 Net Applicationsは、Firefox 3の市場シェアを1時間ごとに追跡したデータも明らかにしている。それによると、22日末時点でのFirefox 3のシェアは4%だという。しかし、Firefoxがライバル・ブラウザから奪ったと見られる市場シェアのうち、Firefox 3が貢献したのは4分の1以下だ。Vizzaccaro氏は、Firefox 3のシェアについて、ライバルのブラウザのシェアを奪ったというよりも、既存のFirefoxユーザーのアップデート分が大半と分析している。

 なお、同氏は今月初め、これまでのトレンドを基に、7月中にはFirefoxの市場シェアが20%に達するとの見通しを示していた。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)

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