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【Net Applications調査】

Google Chromeの利用率が早くも下降曲線――先週のWebブラウザ市場

IEやFirefoxは逆にシェア回復へ
(2008年09月24日)

 米国GoogleのWebブラウザ「Google Chrome」のシェアが下がっている。米国のインターネット調査会社Net Applicationsは9月23日、「Internet Explorer(IE)」や「Firefox」からChromeに乗り換えたユーザーが元のWebブラウザに戻りつつあるという調査結果を発表した。

 出荷後、3週間が経過した時点で、Webブラウザ市場におけるChromeのシェアは0.77%となっており、1週間前の0.85%から0.08ポイント下落した。Net Applicationsは、およそ4万のWebサイトを追跡し、そのサイトを訪れたユーザーが使っているWebブラウザを調査している。

 Net Applicationsのマーケティング担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、ビンス・ビザカーロ(Vince Vizzaccaro)氏は、「Chromeのトレンド・ラインは緩やかな下降曲線をたどっており、週ごとのデータもそれを裏付けている」と語った。Chromeのシェアはリリース後数時間で1%を超えたが、その後は伸び悩み、現在では米国時間の深夜に1%を超えることがある程度だという。

 Chromeのシェアは、Firefoxや米国Appleの「Safari」などと同様、昼間の就労時間が過ぎると上昇し、翌日人々が出勤すると下がるという傾向がある。企業の多くはIEを社内標準として使用しており、従業員たちはこれ以外のWebブラウザを使うことができないからだ。

 IEとFirefoxの市場シェアは、Chromeのリリース直前のシェア水準には戻っていないものの、どちらも復調傾向を先週は示したという。先週IEのシェアは0.24ポイント上昇し、Firefoxも0.06ポイント増加した。ただし、9月全体で見た場合、ノルウェーOpera Softwareの「Opera」や、すでに開発が打ち切られた米国AOLの「Netscape」と同様、IEおよびFirefoxともにシェアは前の月を下回ったままである。

 一方、Chromeの影響を免れた唯一のWebブラウザであるSafariは、9月に入ってシェアを伸ばし続けており、先週末の時点でChrome登場前に比べて0.45ポイントシェアを伸ばした(ただし、その前の週の0.68ポイントに比べれば伸び率は鈍化)。


主要Webブラウザの市場シェア推移(出典:米国Net Applications

 Chromeに関しては、Computerworld米国版のWebサイトで集計したデータもNet Applicationsのデータと同様の傾向を示している。Computerworld.comでは先週、Chromeのシェアが前の週の4.96ポイントから4.01ポイントに下落した。

 ビザカーロ氏は、Chromeのシェアが下がった原因として、Googleのプロモーション活動が積極的ではなかった点を挙げている。「私の知る限り、これまでGoogleが行ってきたChromeに関するプロモーション活動は、『Webブラウザ』という単語の検索結果画面に表示されるスポンサー付きリンクくらいのものだ。Googleで検索すると、当然のことながらChromeがスポンサー付きリンクのトップに表示される。しかし、Yahoo!では2番目であり、Windows Liveに至っては、オーガニック検索(有料登録やスポンサー広告などの結果を含まない検索結果)の最初の5ページにすら入っていなかった」(ビザカーロ氏)

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)

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