「1,100万ダウンロード達成」でも、Safariのシェアは低下
Safari 4ユーザーの大半はアップグレードで新規は少ない?6月8日の公開開始からわずか3日間で1,100万ダウンロードを達成したとされる米国Appleの最新Webブラウザ「Safari 4」。しかし、米国のWeb動向調査会社Net Applicationsによると、この3日間を含む6月第2週のSafari全体の利用シェアは、5月の8.43%よりも0.07ポイント低下した。
AppleがSafari 4を公開したのは、同社主催の開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference(WWDC)2009」の初日だった。同社はその4日後の12日、Safari 4の提供開始から3日間でダウンロード数が1,100万を超えたことを明らかにした。そのうち半数以上の600万はWindows版だとしている。
Safari 4はMacとWindowsの両ユーザーに対し、アップデート版として直ちにプッシュ配信されたが、Appleはそれに触れていない。だが、「Paul Thurrott's SuperSite for Windows」というブログはこの点をいち早く察知し、1,100万ダウンロードの大半は新規のインストールでなくアップグレードではないか、と推測している。
このことはNet Applicationsの統計からもうかがえる。6月7-13日の週のデータを見ると、Safari 4のMac版は0.83ポイント増、Windows版は0.08ポイント増だった。その一方で、旧バージョンは大きく落ち込み、例えばMac版のSafari 3.2と3.1はそれぞれ0.65ポイントと0.013ポイントの減少、また「Safari for Windows 3.2」も0.02ポイント減少している。
15日にNet Applicationsのマーケティング担当エグセクティブ・バイスプレジデント、ビンス・ビザカーロ(Vince Vizzaccaro)氏に電子メールでインタビュー取材したところ、利用シェアが低下したSafariとは対照的に、「Internet Explorer(IE)」のシェアは上昇したとのことだ。
「新ブラウザのリリース・ラッシュが続くなか、6月の現時点でIEのシェアが上昇したのは意外に思えるかもしれない」とビザカーロ氏。6月7日-13日におけるIEの利用シェアは66.55%で、5月の65.5%から1.05ポイント増加した。
なかでも、4月に「Windows Update」を通して配布されたIE8がシェアを伸ばしている。「今のところIE8の一人勝ちと言ってよい」と、ビザカーロ氏も驚きを隠さない。
5月には7.64%だったIE8のシェアは、6月7-13日に13.11%へと上昇した。前の週(5月31日-6月6日)と比較しても、9.24%から1週間で3.83ポイントも増えたことになる。
このほか、「Google Chrome」も順調な伸びを示した。同ブラウザのシェアは、1.8%(5月)から1.93%(6月第2週)へと増加している。
一方、IEに次ぐシェアを誇る「Firefox」は、Safari同様、シェアを落とした。Firefoxのシェアは、5月の22.51%から6月第2週は21.4%へと減少した。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)
























