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マイクロソフト、「Opera」と「Chrome」は「Office Web Apps」のサポート対象外と明言

ただし、Operaは将来サポートする可能性も…
(2009年08月11日)

 米国Microsoftは8月5日、同社の公式ブログにおいて、無料で利用できるWeb版オフィス・スイート「Office Web Applications」のサポート・ブラウザは、「Internet Explorer」「Firefox」「Safari」であるとし、米国Googleの「Chrome」とノルウェーの「Opera」はサポート対象ではないことを明らかにした。

 Microsoftは公式サポートするブラウザとして、IE 8/7、Firefox 3.5(Windows版/Mac版/Linux版)、Safari 4(Mac版)を挙げている。Microsoftは2009年8月半ばにOffice Web Appsの技術プレビューをリリースする予定だが、OperaおよびChromeは公式サポート対象には含まれない。

 米国においてOperaとChromeのマーケット・シェアは、IEやFirefoxと比較すれば微々たるものである。しかし世界規模で見た場合、OperaとChromeはIEの競合ブラウザだ。

 Operaユーザーは欧州に多い。Operaは2007年末、欧州委員会に、「MicrosoftがIEとWindowsの抱き合わせにより、不当な利益を得ている」との申し立てを行った。この裁判によってMicrosoftは、欧州向けに出荷する「Windows 7」にIEを搭載しないことを余儀なくされた。

 Chromeの開発元であるGoogleは、Microsoftの有力なライバルである。最近ではWindowsと競合するデスクトップOSであるChrome OSの開発計画も公表している。

 MicrosoftがOfficeのオンライン化(しかも無料)に踏み切ったのも、ローエンド向けのオフィス・スイート「Google Docs」に対抗していくためだ。

 Office Web Appsのプログラム・マネージャーを務めるガレス・ハウウェル(Gareth Howell)氏は同ブログの中で、「公式サポートしていないブラウザでもOffice Web Appsを使用し、動作具合をMicrosoftに報告してほしい」と呼びかけている。

 ハウウェル氏の書き込みを見ると、将来的にはOperaも公式サポートするもようだ。同氏はOperaがOffice Web Appsのサポート対象外となっていることを批判した書き込みに対し、以下のようにコメントしている。

 「現時点であなたのお気に入りのブラウザ(Opera)を公式サポート・リストに入れられなくて、ほんとうにごめんなさい。Office Web Appsをリリースしたら、サポート対象ブラウザの幅を広げることを考えます。とりあえずOperaで使ってみて、問題点などがあれば教えてください」(ハウウェル氏)

 Operaの広報担当であるテッド・ミラー(Ted Miller)氏は、ハウウェル氏のコメントに対し、「MicrosoftはOperaユーザーが直面するであろう互換性問題に対処していくと聞いて安心した。OperaもMicrosoftと協力し、Operaユーザーが快適に同アプリケーションを利用できるようにしていきたい」と語っている。

 なお、本件についてGoogleにも取材を行ったが、8月10日時点で回答は得られなかった。

(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)

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