アドビ、3D対応Flashを投入へ
10月開催のコンファレンスで機能をプレビュー予定米国Adobe Systemsは、「Flash」プラットフォームへの3D機能の導入に着手している。10月に開催する同社の開発者向けコンファレンスでこの機能のプレビューを行う予定だ。
Adobeが10月23〜27日に米国ロサンゼルスで開催する「Adobe Max 2010」のプログラム・リストによると、同コンファレンスの「Flash Player 3D Future」というタイトルのセッションでは、3Dコンテンツを再生できるFlashの将来バージョンの概要が説明される予定になっている。
このセッションでは、「Flash Playerの将来バージョンの次世代3D APIに関する解説が行われる」と、このプログラム・リストには記されている。Flash Playerは無償配布されているWebブラウザ・プラグインであり、ユーザーはゲームを楽しんだり、マルチメディア・コンテンツを見たりすることができる。米国Google傘下の「YouTube」は、自社のWebサイトでの動画配信にFlashを採用している。
「このセッションは非常に重要なものになるだろう」と、AdobeのFlashプロダクト・マネジャー、シボー・インバート(Thibault Imbert)氏はブログで述べている。
「あなたがゲームやAR(拡張現実)、あるいはWebサイトなどのインタラクティブ機能のために3D開発を行っているなら、このセッションを見逃す手はない」(インバート氏)
Adobe幹部に7月9日に3D対応Flash Playerのリリース時期を問い合わせたが、回答はなかった。
AdobeはすでにFlash用3Dアニメーション・ツールを提供しているが、新しいFlashプラットフォームでは、よりリッチな3Dエクスペリエンスが提供される可能性がある。この機能進化は重要だ。ゲームやビデオの3D化が進んでいるからだ。
台北で先月開催された「Computex」では、米国のグラフィックス・チップ・ベンダーのNvidiaが、同社の技術と、米国Microsoftの「Silverlight」プラットフォームをベースとするビデオ・プレーヤーを利用して、3Dライブ・ビデオ・ストリーミングのデモを行っている。
一方、Adobeは現在、米国Appleと犬猿の仲になっており、Appleは「iPhone」「iPad」でFlashコンテンツの再生をサポートしていない。Appleは、HTML 5規格に基づいてビデオおよびマルチメディア・コンテンツを配信するというアプローチを選択している。同社CEOのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏は、「Flashはバグだらけで動作が遅く、バッテリを食う」と、公然と非難している。
(Agam Shah/IDG News Serviceニューヨーク支局)



























