ブラウザ速度テスト:「Opera 10.50」が“最速”の座をつかむ
ベンチマークでFirefox 3.6の2倍以上、IE 8の10倍以上の速度を記録Computerworld米国版がこのほど行ったWebブラウザのベンチマーク・テストで、ノルウェーOpera Softwareの「Opera 10.50 beta」が他のブラウザを退け、“最速ブラウザ”の栄冠をつかんだ。
新しいJavaScriptエンジンを採用したOpera 10.50 betaは、2月11日にリリースされたばかりだ。
今回のテストは、Windows XP(Service Pack 3)上でベンチマーク・スイート「SunSpider JavaScript」を3回ずつ実行させ、その平均スコアを算出して最終的な順位を決めるという形で行われた。
Opera 10.50 betaは、ベンチマーク・テストにおいて前回テストで1位だったAppleの「Safari(Windows版)」よりも15%近く、また前回2位の「Google Chrome」比では約20%も高速だった。Mozillaの「Firefox 3.6」と比べると2倍以上、Opera 10.10(現在のOpera正式版)の8倍以上、そしてMicrosoftの「Internet Explorer 8(IE 8)」比では10倍以上の速さである。
過去2年間、OperaブラウザはJavaScriptの実行速度テストにおいて、ずっと他のブラウザに後れを取ってきた。AppleのSafariはオープンソースのブラウザ・エンジン「WebKit」を、またMozillaやGoogleもそれぞれに新たなJavaScriptエンジンを開発/採用し、JavaScriptのパフォーマンスを大幅に向上させてきた。これまでJavaScriptの実行速度でOperaを下回っていたのはIE 8だけだ。
Opera 10.50では、新しいJavaScriptエンジン「Carakan(チャラカン)」と、新しいベクター・グラフィックス・ライブラリ「Vega」を採用している。Operaによると、Vegaは、現行のOpera 10.10が使用しているライブラリのおよそ3倍のスピードでグラフィックをレンダリング可能だという。
そのほかの特徴/新機能としては、メニュー部分のスペースを最小化した新たなインタフェースや、Windows 7のAero Peek機能、Jump List機能のサポート、履歴やブックマーク検索が可能なアドレス・フィールド、訪問したサイトや行動の履歴を残さないプライバシー機能などが挙げられる。
現在、Opera 10.50 betaはWindows版だけが配布されている。正式版のリリース日程は未定だが、Operaによれば正式版においても他のブラウザをしのぐ性能が期待できるという。また、Windows向けの正式版がリリースされるまでには、Mac版やLinux版のベータ・リリースも行われる見通しだという。
(Gregg Keizer/Computerworld米国版)



























