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【Forrester調査】

拡大するWeb 2.0関連市場、2013年には46億ドル規模へ

業界大手の展開加速で新興ベンダーの減少を予想
(2008年04月22日)

 米国Forrester Researchが4月21日に発表した調査リポートによると、ブログやWiki、ソーシャル・ネットワークといったWeb 2.0技術の市場は、2013年に46億ドル規模へ拡大するという。

 調査リポートを執筆したForresterのアナリスト、オリバー・ヤング(Oliver Young)氏によれば、今後Web 2.0関連市場では、米国IBMや米国Microsoftなどの大手ベンダーが展開を加速することで、Web 2.0関連ソフトウェアを提供する新興ベンダーが減少する可能性があるという。

 また、調査リポートでは、Web 2.0技術を構成する7つのカテゴリーとして、「ブログ」「マッシュアップ」「ポッドキャスト」「RSS」「ソーシャル・ネットワーク」「ウィジェット」「Wiki」を挙げている。Forresterは、Web 2.0技術による売上高として、外部用(Webサイトに掲載されるブログなど)と内部用(企業内のユーザーだけがアクセスできる社内用Wikiなど)の両方の用途を含んで計算している。なお、今回の調査対象地域は、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋である。

 調査リポートによると、Web 2.0技術の市場は、この先何度も急成長を経験し、2013年には46億ドル規模に拡大するという。また、従業員1,000人以上の企業がWeb 2.0技術へ支出する投資額は、2008年で7億6,400万ドルに上るとしている。

 このため同市場は、2013年まで年率43%の急成長を持続することになる。Young氏は、現在、広く利用されているOfficeなどのプロダクティビティ・ソフトと同じように、多くの企業がWeb 2.0技術を導入するようになることで、最終的に企業へ浸透していくとの見通しを示している。

 また、Young氏は、46億ドルという市場規模について、一見すると大きな額だが、企業向けのソフトウェア市場全体から見れば、その割合はごくわずか(1%弱)であると述べている。「(Web 2.0技術の市場は)バケツに落ちた水滴のようなもので、(ソフトウェア市場全体への)実質的な影響はあまりない」(Young氏)

 さらにForresterによれば、2008年中にWeb 2.0技術の導入を検討すると答えた北米およびヨーロッパの企業は、全体の56%に達したとしている。

 Young氏は、Web 2.0関連市場を巡る競争で、「SharePoint」が持つ巨大なインストール・ベースは、Microsoftにとって非常に有利に働くとの見方を示している。同社は、Wikiやブログなどさまざまなコラボレーティブ技術を投入しているが、使いやすさや機能などの面でWeb 2.0技術を提供する新興ベンダーに遅れを取っているという。

 Young氏は、「企業はブログやWikiを使うためだけではなく、ファイル管理など多様な作業を行うためにSharePointを購入するわけだが、現状では、SharePointにたまたまWeb 2.0ツールも入っていたという程度のレベルにすぎない」と語っている。

 すでに米国Jive Softwareや米国Socialtext、オーストラリアのAtlassian Software Systemsといった企業向けWeb 2.0関連製品の提供ベンダーが、自社製品を顧客に選んでもらうためにSharePointと統合可能な製品を開発している。

(C.G. Lynch/CIO米国版)

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