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【McKinsey調査】

「エンタープライズ2.0」が思ったほど進展しないのはなぜか

多くの企業が「経営層がWeb 2.0技術の経済的効果を理解していない」と回答
(2008年07月31日)

米国の経営コンサルティング会社McKinsey&Companyが先ごろ発表した、「エンタープライズ2.0」(企業におけるWeb 2.0系技術の採用)に関する最新のリポートによると、この1年間で多くの企業がブログやWiki、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、マッシュアップといったWeb 2.0系技術を採用し、1社当たりで平均3種類のWeb 2.0ツールが業務で活用されているという。だが、現在の状況を見るかぎり、エンタープライズ2.0は順調に進展しているとは言いがたいようだ。

「Web 2.0ツールに不満あり」とする回答が全体の22%

 先日の米国Forrester Researchと米国Gartnerによるリポート(関連記事)に続いて、McKinseyもエンタープライズ2.0の実態をリポートしている。同社によると、現在、多くの企業は、Web 2.0系の新しいツールの利用を定着させることのぜひを判断しかねているようだ。調査結果を見ると、「全体的に満足」と回答した割合は21%であったのに対し、「まったく不満」とした割合が22%に上っている。

 今回の調査「Building the Web 2.0 Enterprise: McKinsey Global Survey Results」は今年6月、世界中の企業の管理職1,988人を対象に実施された。同リポートによると、企業が採用しているWeb 2.0系技術は、その多くが2007年の第1回調査より増加したという。例えば、ブログを採用している企業は2007年の21%から今年は34%に増えた。また、知りたい情報の購読を設定し、RSSリーダやメールボックスに送ってもらうRSS(RDF Site SummaryまたはReally Simple Syndication)技術は24%から33%に増加した。Wikiも24%から32%に増えているが、SNSについては27%から28%と微増にとどまった。

 アナリストらはかねてから、企業で業務に使うSNSはあまり普及していないと指摘していたが、これが今回の統計で再確認されたことになる。従業員が好むのはむしろ「Facebook」や「MySpace」といったプライベートで使うパブリックなSNSであり、これらへの業務時間のアクセスを禁じる企業も増えている。(次ページに続く


高機能なRSSリーダを備えたスタート・ページ・サービス「Netvibes」の画面

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